トタンを買いたいんだけど・・・ (タンザニア)
藤本 麻里子 私は野生チンパンジーの調査でタンザニア西部、タンガニイカ湖畔のマハレ山塊国立公園に1年間滞在した。我々の調査には、日々の生活や調査をサポートしてくれる、昔からこの森に住んできたトングウェ族の人々の協力が不可…
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藤本 麻里子 私は野生チンパンジーの調査でタンザニア西部、タンガニイカ湖畔のマハレ山塊国立公園に1年間滞在した。我々の調査には、日々の生活や調査をサポートしてくれる、昔からこの森に住んできたトングウェ族の人々の協力が不可…
八塚 春名 私の親友ステラは、23歳のおしゃれでかわいい女の子。彼女は私の調査村で生まれ、小学校を卒業した後、兄弟や親戚を頼って3つの町を転々としながら洋裁の学校に通ったり、家政婦として働いたりしてきた。彼女の3つめの居…
岩井 雪乃 「美人」はもてる。そして、女の子はみんな「美人」になりたい。それは万国共通の願いだろう。では、アフリカの「美人」の条件とは何なのか?タンザニア、セレンゲティの村に滞在して間もないある日、私は男の子たちにきいて…
溝内 克之 静まり返った草原 揺れる火 老人が悠久の時を重ねてきた伝説を語ってくれる 漆黒の闇 空と大地との境界を見失う 雲に隠れていた満月が顔を出す 漆黒の闇が月明かりに侵食されていく こんなアフリカの夜もきっと楽しい…
近藤 史 「・・・・!・・・・・・!!!」 なにやら丘の上の方から男の子たちのはしゃいだ叫び声が聞こえる。見上げれば、坂道を駆けおりてくる数人の集団。よく見ると先頭だけ加速しながら迫ってくる。あ、アレは!慌てて道をあける…
岩井 雪乃 その日、いつものように調査を終えた私の調査助手は、早く帰りたそうにうずうずしていた。「どこか行くの?」と聞いてみると、その答えは「早く家に帰りたいんだ。もう2日もお母さんの顔を見てないからね」。 えー!!2…
八塚 春名 私がお世話になっているタンザニアのアマタさん一家のお父さんは、日本にいる私に時おり手紙をくれる。手紙はいつも“私たちの家族であるハルナへ”で始まる。 私の家族 左からお父さん、孫2人、遊びに来た筆者の友達、ウ…
八塚 春名 「テンカ(Tenka)」 これは2003年12月11日に私に与えられた名前であり、ある植物の名前でもある。 タンザニアのサンダウェという人々の村で調査を始めた頃の私は、「私もサンダウェ語の名前が欲しい」と思っ…
黒崎 龍吾 南部タンザニアの季節は雨季と乾季にわかれ、雨季は耕作の季節となる。そして雨季に播かれた作物は乾季に収穫される。雨季のどんよりとした天候のなか、連日の労働で疲れた表情とは対照的に、乾季は快晴の天気とともに人びと…
岩井 雪乃 「あー!シマウマだ!ヌーだ!」 アフリカで見ることのできる大型動物に、観光客はみな歓声をあげる。今、私のまわりにいる村人もそれは同じだ。しかし、その次に出てくる言葉が違う。 「あれは脂がのってて、うまいぞ!」…
八塚 春名 私のところに毎日のように子供が来る。彼らの目的は、動物の写真入り図鑑を見せてもらうことと、その本の最後に載っている知らない動物の絵を見て、みんなで笑うこと。「本当にこんな動物いるの?ハルナは見たことがあるの?…
近藤 史 お正月編で紹介した「インゲンマメの畑」のことを覚えているだろうか?そう、天候編にも登場した「谷間の湿地につくる乾期畑」のことだ。ベナの言葉でフィユングと呼ばれるこの畑、実は、ときに「婦人の畑」と称されるほど、お…
近藤 史 「あそこはいつ通っても曇っていて嫌になるね。」タンザニア南部高地に位置するンジョンベ県は、そこを通過する旅行者たちから“どんより暗くて寒々しい”という印象を持たれることが多い。この地域はなだらかに起伏する丘陵地…
近藤 史 クリスマスからお正月にかけて、日本や欧米ではのんびりと過ごすことが多いですね。キリスト教徒がたくさんいるタンザニアでも、学校やオフィスにはクリスマス休暇があります。けれどもこの時期、タンザニア南部・ンジョンベ県…
近藤 史 私がお世話になっている、タンザニア南部のンジョンベ県・ベナの人々の村には、とっても美味しい飲み物があります。それはポンベとウランジ。ポンベは、タンザニア全般で飲まれている穀物からつくった醸造酒で、コモンの名でも…
八塚 春名 ○月×日昼:ウガリ、ムレンダ、 ○月△日夜:ウガリ、ムレンダ、 ○月□日昼:ウガリ、ムレンダ・・・・ タンザニアのサンダウェの村で食事調査をしていた私は、毎日同じ家を周り「お昼何食べた?」「今何作ってるの?」…
岩井 雪乃 タンザニアの大学生がどんな生活をしているか、日本のみなさんは想像することができるだろうか?ここでは、私が10年前から家族ぐるみでつきあってきた青年、マベンガくんのキャンパスライフを通して、タンザニアの最新の大…
近藤 史 2005年4月、タンザニアでの現地調査を終えて、はや1ヶ月がたちました。帰国した日に京都駅で雪に見舞われて以来ちぢこまっていましたが、あたたかくなってきたのでそろそろアフリックでの活動も再開していきたいと思って…