明石書店〈エリア・スタディーズ〉200巻達成記念への協力
八塚春名・近藤史 明石書店の〈エリア・スタディーズ〉シリーズが200巻を達成した記念に、記念冊子『エリア・スタディーズを知るための1冊』*が発行されました。そのなかで、エリア・スタディーズの編集者が世界の料理を実際に作っ…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アフリクックプロジェクトとは、NPO法人アフリック・アフリカのメンバーが、長期にわたるフィールドワークを通じて出会い、味わい、作った、アフリカ(Africa)の料理、調理(cooking, cook)をご紹介するプロジェクトです。
八塚春名・近藤史 明石書店の〈エリア・スタディーズ〉シリーズが200巻を達成した記念に、記念冊子『エリア・スタディーズを知るための1冊』*が発行されました。そのなかで、エリア・スタディーズの編集者が世界の料理を実際に作っ…
「本格!料理レシピ・アフリクック」を日本の食材でつくろう! 「Cook pad」アフリック・アフリカ のキッチン 「本格!料理レシピ・アフリクック」で紹介したレシピには、現地へ行かないと手に入らない食材や道具がたくさん使…
ベナン南部の家庭で一般的に食べられている料理です。ベナンにはヤム芋やキャッサバなど色々な主食がありますが、もっとも定番の家庭料理といえばこれ。 とうもろこしの固めたものを手でちぎって食べます。フォークを使っても構いません…
ベナンにはとうもろこし、ヤム芋やキャッサバなど色々な主食があります。多くの場合、これらの主食はソースと一緒に食べられます。ソースにも様々な種類がありますが、家庭、露天の食堂問わず、南部でよく食べられるソースと言えば、この…
ザンジバル南東部で食べられる蒸しパンのような食べ物で、軽食やおやつとして食べられています。削ったココナッツの果肉が入っているので風味だけではなく食感も楽しめ、子供たちも大好きです。油やバターも使わないのでさっぱりと食べら…
バジヤ(Bhajiya)と呼ばれるインドの軽食、野菜天ぷらのジャガイモ版。甘いミルクティ、「チャイ」(スワヒリ語)や炭酸飲料と一緒に楽しまれる。
タンザニア南部で、ウガリやお米とあわせて食べられる副菜です。「白いピラウ」にかけて食べると絶品です。
ケニアやタンザニアで一般的に「マンダジ」(スワヒリ語)と呼ばれる揚げパンの一種で、スパイス入りの揚げパン「マハムリ」。甘いミルクティ、「チャイ」(スワヒリ語)と一緒に楽しまれる軽食。(参照:ザンビアの揚げパン 、タンザニ…
小麦粉を水と塩、サラダ油でこねて薄く延ばして両面を焼いたもの。軽食として楽しまれたり、主食として副食のソースとともに食されたりします。 (ここではケニアのチャパティを紹介します。タンザニアのチャパティはこちら、ウガンダの…
エチオピアの主食と言えばこの料理です。エチオピア起源で主に同国で栽培されているテフ粉が主な材料ですが、地域によってトウモロコシ粉やソルガム粉、大麦の粉が使われています。インジェラのうえにおかずを載せ、各々でちぎっておかず…
じっくり燻製にした川エビや川魚をスープで煮たシンプルな料理です。味付けは塩と唐辛子のみですが、よい出汁が出ていて旨味たっぷりです。少し塩を強めに効かせ、プランテンバナナ(生食ではなく料理して食べるバナナ)などの主食と一緒…
カルド・ヴェルデはもともとポルトガル料理で、寒い冬に作られるスープです。長いポルトガルの植民地支配が続いたアンゴラでは、ポルトガル料理レストランや地元料理のレストランでも、このカルド・ヴェルデを出すことがあります。
カルルーはアンゴラの家庭料理として知られています。南米やヨーロッパに渡ったアンゴラの人たちも、この料理をつくっては、故郷をなつかしんでいます。赤いヤシ油と魚、野菜の入ったトロトロのスープは最高!
ストレートの細麺を砂糖で炒めたもの。ココナッツミルクやカルダモンを入れることもある。
南アフリカ人が大好きなブラーイ(南アフリカのバーベキュー)に欠かせない副菜。ちょっとスパイシーで彩りもよく、これがあると、いつもより豪華な食卓になった感じです。
タンザニアのファーストフードの代表格。タンザニアの街を歩いていると、食堂やバーの軒先に置かれた炭のコンロで調理されているのを見ることができます。懐具合が悪くなければ、牛肉の串焼きを添えれば豪華な食事になります。チプシはフ…
ザンビアの国名の由来は、アフリカで4番目の長さを誇るザンベジ川です。その川でとれる魚のなかでも、「わあ、ごちそう!」と喜ばれる魚の一つが、mbufu(Pharyngochromis acuticeps)という魚です。レス…
主食のシマ(トウモロコシ粉の固練り粥)のおかずとして、食べられている。首都ルサカでは干しイモムシ(3カップほどで15クワチャ=約150円)はカペンタと呼ばれる小魚を干したもの(3カップほどで10クワチャ=約100円)より…
首都ルサカではおしゃれなカフェが近年特に増えています。そのなかで見つけたのが、このレッド・カプチーノ。レッドは、南アフリカ原産のルイボスティーの色にちなんでつけられています。お店では、エスプレッソマシーンにコーヒーではな…
ヤシ酒は、ヤシから採れる樹液を発酵させてつくる醸造酒です。西アフリカからアフリカ中央部の森林地帯で広く親しまれています。カメルーンでは、アブラヤシとラフィアヤシからヤシ酒がつくられます。どちらも白色で発泡性がありますが、…
アフリカの食は、その地域の自然、歴史や文化に根差しています。
温帯で暮らす日本の私たちにとって、熱帯や乾燥帯など多様な気候帯に分布するアフリカの動植物には、見慣れない珍しいものも沢山あります。また、人類が発祥してから古王国の建国、奴隷貿易や植民地支配を経て外部世界と交流してきたアフリカには、私たちからみて馴染み深い調理法もあれば、驚くほどシンプルな調理法もあります。
アフリックのメンバーは、アフリカの各地で長期間アフリカの人びとと寝食を共にした経験をもとに、彼らの日常からアフリカの今を伝えようと活動してきました。そうしたメンバーがこのHPで紹介するレシピからは、今、私たちと同じこの時代を生きるアフリカの人びとが、色鮮やかで手の込んだ料理を食べたり、あるいは、日々の生活で手に入る食材を活用したシンプルなものを食べたりしていることを感じていただけると思います。また、調理法とあわせて、メンバーが紹介しているメモを読んでいただくことで、ときに驚きを抱いたり、美味しそう!と感じたり、さらには、そこに住むアフリカの人びとの知識や生きることへの姿勢、価値観にも目を向けたりして頂けることとと思います。このHPをご覧になる方が、食という身近でわくわくするものを通して、アフリカの人びとの「豊か」で「多様」な生活のあり方を感じてくださることを願っています!