女も、男も。

仕事中、身なしだみにより気を付けなければならないのは誰だろうか。買い出しに走るのは誰だろうか。荷物を運ぶのは誰だろうか。急な転勤の辞令、受けるのは誰だろうか。出張ばかりの仕事、続けるのは誰だろうか。

家のなか、子どもが泣いている。そんなとき子どもに声をかけるのは誰だろうか。食卓の上、使ったコップが出しっぱなしになっている。子どもがひっくり返す前に、台所に持っていくのは誰だろうか。それを洗うのは誰だろうか。

人生にかかわる大きな決断から、日常のとてもささいなことまで、「女/男だから」を理由に私たちは行動を決めたり、決められてしまうことがある。それにより得することもあれば、損することもある。「女/男として」求められる役割や、「女/男であること」の苦楽は、もちろんアフリカにもある。

「女/男らしいってなんだろう?」「これってワタシがしなきゃいけないこと?」ふと疑問がわいたら立ち止まろう。そして、女も、男も、アフリカからの物語を読んでみよう。