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最新のアフリカ便り
初めての家出でキュンとする
村尾るみこ もうかなり前のことであるが、ザンビアの村でフィールドワークを始めた頃、村のみんなは私に、日常の様々なことを教えてくれた。例えば、水をくみにいくと、ポンプに並ぶ列でのお作法があること、畑へ行く途中の長い道のりで…
狭い車内で見たガーナの「粋」
田中優花 ガーナの首都アクラから調査地まで、スモールカーと呼ばれる普通車の5人乗りタクシーで移動していたときのことだった。 運転手1人、乗客は4人。 わたしの真横には、無口な30代くらいの男性が座っていて、…
あなたのことが好きな理由
桐越仁美 カカオ畑の間を走るトロトロ(乗り合いバス)に揺られながら、私はイブラヒムとハサナと話をしていた。私が投げかけるありとあらゆる質問に、二人は真剣に答えてくれていた。ふと気になって「ふたりはどうしてこんなに私に良く…
月夜のゾウパトロール―キュンとした瞬間―
岩井雪乃 ゾウパトロールは、辛い仕事だ。日中の農作業や家畜の世話で疲れていても、夜に家で休むことはできず、夕食後には畑を守るために出発しなければならない。アフリカといえども、標高1000mを超える内陸部では、夜は冷え込む…
ありとあらゆるものをみる
八塚春名 軽快に歩いていたシンビの足が、はたと止まった。同時に他のふたりも真剣な表情で地面を見て足を止めた。彼らはあたりを見渡して、「これは今朝だ、さっきだ」、「しかも凶暴な「アイツ」だ」、「アイツはまずいな・・」、「ど…
どこまでも魅力的な球状毛
服部志帆 みなさんは、どんな髪をしていますか?ストレート、くせ毛、天然パーマなど毛質は人それぞれ違っているし、色も黒、茶、金、シルバーとさまざまです。毛質や色は遺伝や年齢によって違ってくるのでしょうが、本来の髪にそれぞれ…
“キュン”とした話
みなさんは、“キュン”としていますか?“キュン”という言葉のイメージも使い方も、人それぞれに少しずつ違っているかもしれませんが、「胸が軽く締め付けられるような心の動き」という定義は、まずまず共有しているのではないでしょう…
濁流と暮らす
黒崎龍悟 私はこれまでタンザニア南部、モザンビーク国境沿いのコーヒー生産地で長らく調査をしてきた。そこは山岳地帯で、渓谷が織りなす地形は多くの水源地をつくりだし、水源やその近くはもちろん、斜面が谷底へと続く地点を掘れば、…
緑、Vert、そして…
野本繭子 わたしは緑色が好きだ。自然が好きということもあるが、日本に生まれて、春の桜の若々しい緑から冬の椿のピンクが映える濃い緑まで様々な緑を感じられることが心を躍らせるからだと思う。 マルミミゾウという森にすむゾウの生…
リリー・ブラウンは子どもがほしい
大門碧 ウガンダの首都、カンパラに足繁く通うようになって、人びとが他者を形容するときに肌の色についても言及することがあると気づいた。同じ名前を持つ女性を区別して呼ぶときに、名前のあとにその人の肌の色を続けて、たとえばリリ…
色を失った画家
井上真悠子 「タンザニアには、ティンガティンガって呼ばれてる絵があってね・・・」 私が初めてその絵を見たのは、大学の教室だった。その年、初めてのタンザニア渡航をひかえた私たちに、引率担当の先生が見せてくれたその絵は、薄暗…



