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最新のアフリカ便り

ムゼー・マンザのザンバラウの木(紫色)
八塚春名 東アフリカの共通語であるスワヒリ語で、紫色はザンバラウ(zambarau)という。ザンバラウは同時に、フトモモ科のSyzygium cuminiという樹木の名前であり、かつ、その木に実る紫色の果実の名前でもある…

きょうの太陽、あしたはなに色
山崎暢子 時間帯によって目に見える太陽の色は変わることになっているけれど、そこに、土地の人との交流がともなうことでも違った色に見える気がするという話をしたい(※1)。 フィールドに出かける前の古い記憶は継ぎはぎされている…

橙の地平線
桐越仁美 アフリカで見た橙色といえば、色鮮やかな布や、雨季に実るマンゴーの木の実、名前も知らない小さな花、料理に使われるパームオイルなどたくさんある。どれもそれぞれに印象的で思い出があるが、私が最初に思い浮かべたのは、月…

全身黄色になる
松浦 直毅 唐突だが、みなさんは全身黄色になったことがあるだろうか。私はある。何かの比喩でもなければ、そのような慣用句があるわけでもなく、実際に全身が黄色になった。黄色に統一した格好をしたわけでもなければ、着ぐるみだとか…

青空市場が日常という贅沢
藤本 麻里子 青をテーマにエッセイを書くことになり、私が真っ先に思いついたのは、調査地であるザンジバルの海だった。ザンジバルの海は青というより、珊瑚礁のエメラルドグリーンがより印象的だ。そんなザンジバルのエメラルドグリー…

緑の服
山口亮太 今回のエッセイシリーズを担当するにあたって、僕がテーマに選んだのは緑だった。特に積極的な理由があったわけではないが、これまでに調査してきたカメルーンでもコンゴ民主共和国でも、僕は熱帯林地域に住み込んでいたため、…

赤いソウルフード:ゾウに脅かされるウガリ
岩井雪乃 「これを食べると『家に帰ってきた』って実感する」そんなソウルフードが、みなさんにもあるだろうか? 私にとってそれは、「赤ウガリ」である。 ウガリとは、タンザニアをはじめ、アフリカの多くの国で食べられている主食で…

いろいろな白:ダチョウの卵のビーズの話
丸山淳子 彼女たちの首を彩るのは、美しく磨きあげられた白いビーズの連なりだ。白いビーズは、深い茶色の木の実や縞々模様のヤマアラシの針と組み合わせられたり、色とりどりのガラスビーズ、ときに、毒々しいまでに鮮やかなプラスチッ…

白い砂と旅立ち
村尾るみこ アフリックは20周年を迎えた。その年月より少し長い間、私はザンビアで調査をしている。それと同じ期間に、ザンビアの町でずっと仲良くしてきた「町のお母さん」がいた。彼女はアフリック2022年度会報の、栄えある表紙…

アフリカ、色いろいろ
アフリカは、いろいろな色とともに、私たちの記憶に刻まれる。 乾燥した大地を覆う草の掠れた薄緑色。沈む夕日の強烈なまでの橙。ヤギの瞳の意外な黄色。予定通りに事が進まず見上げた空のあっけらかんとした青。おばあちゃんが履いてい…

研究とアフリックと私(会報第21号[2024年度]巻頭言②)
松浦直毅 2024年 5月、大阪大学で開催されたアフリカ学会で「研究と実践の融合」をテーマにしたフォーラムを開催した。アフリック 20 周年という節目に企画したものであり、登壇者はすべてアフリックのメンバーで、それぞれが…