アフリカ便り

このコーナーでは、会員のとっておきアフリカ情報や、フィールド体験をご紹介します。

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最新のアフリカ便り

戦禍を超えてー「つながる」

眞城 百華 20年調査をしていたフィールドが2020年11月から約2年間、戦争となった。戦地となった調査地ではインターネットは遮断され、電話も不通となった。現地と連絡を取るすべを失い、文字通りすべての「つながり」が突然、…

続・凄腕の鍛冶屋―「つながる」

近藤史 2005年にアフリカ便りで紹介した「凄腕の鍛冶屋」を覚えているだろうか。トタンを打ち延ばした板を張り合わせてパラボラアンテナを自作した、あの鍛冶屋だ。彼の他の作品もいつか紹介したいと書いたまま、20年ちかく経って…

知るために旅をせよー「旅する」

桐越 仁美   「どうして故郷を離れて商売の仕事をするようになったの?」 私は、西アフリカの経済移民を調査している。この質問をすると大概は「村にいても、乾季には何もできなくなるから」という返事が返ってくる。西ア…

みんなで見送る―「葬る」

八塚 春名 アフリックのエッセイのなかに、死を扱うものはいくつもあって、読むたびに泣いてしまう、わたしにとっての神エッセイのひとつが、井上真悠子さんの「全ては神さまが決めること」だ。このエッセイは、井上さんの知人であり、…

人との会話は生活の必須要件(動詞「話す」)

藤本 麻里子 今日一日、誰とも一言も話さなかった。 現代日本社会で一人暮らしをしている若者にとっては、あるいは中高年層の人々の中にも、こういう一日を経験している人は珍しくないかもしれない。私が独身で一人暮らしをしていた3…

話さなくても、つながっている―「話す」

牛久 晴香 「ハロー、アニャリガマ。今どこにいる?」 「今は〇〇村にいるよ」 「そうか……(誰かと会話している声)……」 「……(黙って会話が終わるのを待っている)……」 ブチッ、ツー、ツー、ツー。   ガーナ…

暗闇でゾウを「聴く」

岩井雪乃 今日は曇っていて、月もなく真っ暗な夜だ。そこに15人の男たちが集まっている。彼らは、大岩(コピエ)の上に登り、セレンゲティ平原に向かって耳を澄ましている。普段はおしゃべり好きな彼らだが、今は誰も話さない。懐中電…

呪いの世界をかいまみる

松浦 直毅 アフリカの人々の「呪い」に対する認識が私たちとは大きく異なっていることは、過去の「アフリカ便り」にも描かれているとおりである(1, 2, 3)。私もそうした呪いの世界に魅力を感じ、その一端にせまろうとして調査…

揃いの服で故人をおくる―「葬る」

近藤 史 胸元に男性や女性の顔写真を配したポロシャツ。タンザニアの農村で見かけたこのシャツは、有名人のグッズだろうか。それとも選挙立候補者の後援会ユニフォーム?丸くトリミングされた写真の周囲に文字が書かれている。左のシャ…

AFRIC Africa

初心に返って始めてみる(会報第20号[2023年度]巻頭言)

山口亮太 長かった新型コロナウイルスによる行動規制は、流行の収束と言うよりは経済的・政治的理由により世界中で終わりを迎えつつある。その是非を問うことは私にはできないが、一つだけ確かなことがある。これでようやく、アフリカに…

エチオピアの物価高-「働く」

松原 加奈 現在、日本ではすべてのものの価格が高くなっている。2022年4月ごろから、日本では体感できるほど、物価高騰が進んでいる。20年程、消費者物価上昇率がそんなに高くなかった日本ではめずらしいことだ。 私たちの生活…