キュンとするコンゴ
松浦 直毅 私のアフリカでの調査経験は四半世紀になろうとしている。人生の半分はアフリカとかかわってきたことになるわけだ。短い期間の滞在をふくめれば10か国ほど訪問してきたが、そのなかで最もキュンとする国といえば、なんとい…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
コンゴ民主共和国
松浦 直毅 私のアフリカでの調査経験は四半世紀になろうとしている。人生の半分はアフリカとかかわってきたことになるわけだ。短い期間の滞在をふくめれば10か国ほど訪問してきたが、そのなかで最もキュンとする国といえば、なんとい…
ザンビア
笠原望 私が通うザンビアの農村には、もうひとりの私がいる。名前はデボラ(仮名)。4歳の女の子だ。私が母から聞かされてきた幼い頃の自分とよく似ている。母によると、食事の最初から最後まで食卓から離れず、とにかく食いしんぼうだ…
ザンビア
村尾るみこ もうかなり前のことであるが、ザンビアの村でフィールドワークを始めた頃、村のみんなは私に、日常の様々なことを教えてくれた。例えば、水をくみにいくと、ポンプに並ぶ列でのお作法があること、畑へ行く途中の長い道のりで…
ガーナ
田中優花 ガーナの首都アクラから調査地まで、スモールカーと呼ばれる普通車の5人乗りタクシーで移動していたときのことだった。 運転手1人、乗客は4人。 わたしの真横には、無口な30代くらいの男性が座っていて、…
ガーナ
桐越仁美 カカオ畑の間を走るトロトロ(乗り合いバス)に揺られながら、私はイブラヒムとハサナと話をしていた。私が投げかけるありとあらゆる質問に、二人は真剣に答えてくれていた。ふと気になって「ふたりはどうしてこんなに私に良く…
アフリカゾウと生きるプロジェクト
岩井雪乃 ゾウパトロールは、辛い仕事だ。日中の農作業や家畜の世話で疲れていても、夜に家で休むことはできず、夕食後には畑を守るために出発しなければならない。アフリカといえども、標高1000mを超える内陸部では、夜は冷え込む…
タンザニア
八塚春名 軽快に歩いていたシンビの足が、はたと止まった。同時に他のふたりも真剣な表情で地面を見て足を止めた。彼らはあたりを見渡して、「これは今朝だ、さっきだ」、「しかも凶暴な「アイツ」だ」、「アイツはまずいな・・」、「ど…
カメルーン
服部志帆 みなさんは、どんな髪をしていますか?ストレート、くせ毛、天然パーマなど毛質は人それぞれ違っているし、色も黒、茶、金、シルバーとさまざまです。毛質や色は遺伝や年齢によって違ってくるのでしょうが、本来の髪にそれぞれ…
テーマから選ぶ
みなさんは、“キュン”としていますか?“キュン”という言葉のイメージも使い方も、人それぞれに少しずつ違っているかもしれませんが、「胸が軽く締め付けられるような心の動き」という定義は、まずまず共有しているのではないでしょう…
タンザニア
黒崎龍悟 私はこれまでタンザニア南部、モザンビーク国境沿いのコーヒー生産地で長らく調査をしてきた。そこは山岳地帯で、渓谷が織りなす地形は多くの水源地をつくりだし、水源やその近くはもちろん、斜面が谷底へと続く地点を掘れば、…
ガボン
野本繭子 わたしは緑色が好きだ。自然が好きということもあるが、日本に生まれて、春の桜の若々しい緑から冬の椿のピンクが映える濃い緑まで様々な緑を感じられることが心を躍らせるからだと思う。 マルミミゾウという森にすむゾウの生…
ウガンダ
大門碧 ウガンダの首都、カンパラに足繁く通うようになって、人びとが他者を形容するときに肌の色についても言及することがあると気づいた。同じ名前を持つ女性を区別して呼ぶときに、名前のあとにその人の肌の色を続けて、たとえばリリ…
タンザニア
井上真悠子 「タンザニアには、ティンガティンガって呼ばれてる絵があってね・・・」 私が初めてその絵を見たのは、大学の教室だった。その年、初めてのタンザニア渡航をひかえた私たちに、引率担当の先生が見せてくれたその絵は、薄暗…
カメルーン
林 耕次 ある日、カメルーンの森から思いがけないメッセージが届いた。送り主は、調査で現地を訪れていた大石氏(アフリック・アフリカ会員)である。 「デデの息子のハヤシが、林さんと話したいと言っていますが、どうしましょう?」…
ガーナ
田中優花 ガーナの日常はカラフルだ。マーケットのつやつやしたビビッドカラーの野菜や果物、鮮やかな色使いがまぶしいプリント布、おもちゃみたいな色をした椅子やタライ。 色の候補はたくさんあったけれど、このエッセイを書くことに…
タンザニア
近藤史 タンザニアの女性たちが喜ぶ定番のプレゼントといえば、カンガやキテンゲと呼ばれる、カラフルなプリント布だ。すこし厚手の生地に大胆な柄が全面プリントされたキテンゲに対して、カンガはひとまわり小さい薄手の生地に、額縁の…
ガーナ
牛久晴香 友人が出稼ぎに行ったという。彼が村を離れたのは、じつに20年ぶりだ。すぐに電話をかけると、受話器の向こうから、巨大な掃除機が泥川をすするような、ボボボボ……という重たい音が響いてきた。 「俺、今ガラムセーに来て…
タンザニア
八塚春名 東アフリカの共通語であるスワヒリ語で、紫色はザンバラウ(zambarau)という。ザンバラウは同時に、フトモモ科のSyzygium cuminiという樹木の名前であり、かつ、その木に実る紫色の果実の名前でもある…
ウガンダ
山崎暢子 時間帯によって目に見える太陽の色は変わることになっているけれど、そこに、土地の人との交流がともなうことでも違った色に見える気がするという話をしたい(※1)。 フィールドに出かける前の古い記憶は継ぎはぎされている…
ニジェール
桐越仁美 アフリカで見た橙色といえば、色鮮やかな布や、雨季に実るマンゴーの木の実、名前も知らない小さな花、料理に使われるパームオイルなどたくさんある。どれもそれぞれに印象的で思い出があるが、私が最初に思い浮かべたのは、月…