凄腕の鍛冶屋(タンザニア)

近藤 史

2005年4月、タンザニアでの現地調査を終えて、はや1ヶ月がたちました。帰国した日に京都駅で雪に見舞われて以来ちぢこまっていましたが、あたたかくなってきたのでそろそろアフリックでの活動も再開していきたいと思っています。さて、むこうで撮りためた写真を眺めていて、おもしろいものをみつけました。ここに写っているもの、な〜んだ?

………..あたり! 衛星テレビのパラボラアンテナです。でも、なんだか縦横に縞模様がはいっていて変だと思いませんか?そう、実はこれ、トタンを打ち延ばした板を張り合わせてつくった鏡面に、市販の電波受信部を取り付けてあるのです。

製作者は、タンザニア南部のンジョンベという町に住んでいるMr. John Mwafuteさん。彼は鍛冶屋を営むかたわら、身近にある材料(ときには廃材)を利用して様々なものを自作しています。このアンテナも、「市販品を買ったけれど、簡単そうだから試しに自分で作ってみた」そうで、ちゃんと映るというからすごい!他の作品についても,そのうちアフリックのHPで紹介するかもしれません、お楽しみに!!