1. 設立趣旨書
現代アフリカは、拡大する貧富の格差、停滞する国家経済、頻発する内紛、進行する環境破壊など、解決困難な多くの問題を抱えている。 またアフリカに暮らす人々の多くも、日常生活を営むうえで克服しなければならない数々の課題に直面している。
私たち設立メンバーは、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科に在籍し、人々の生活の実態に即した研究をすすめてきた。 私たちは、アフリカ各地の農村や都市において、地域住民と寝食をともにしながら、長期間にわたるフィールドワークに従事してきた経験を共有する。
この過程において私たちは、 アカデミックな関心をもつだけでなく、私たちと同時代のアフリカに暮らす人々への共感の念を覚えるとともに、フィールドワークに立脚した調査研究とアフリカでの協力活動とを繋ぐことの必要性を強く認識するようになった。 そしてまた、日本に住む私たち自身も、アフリカから学ぶべき点が多大にあると確信するに至った。
このような背景のもと、私たちは、フィールドワークから得られた成果やその経験を、広く社会に還元することを目的として、特定非営利活動法人アフリック・アフリカを設立した。 この目的を達成するために、本法人は
- アフリカにおける地域社会の自立的な発展に向けた支援活動
- 日本におけるアフリカへの理解を深めるための情報発信
- アフリカと日本との相互交流を促進するための活動
などに取り組んでゆく。
2. 事業活動
以上の目的を達成するための活動として、アフリカを初めとする発展途上と呼ばれる地域に対して、
- 社会開発支援事業
- 環境保全支援事業
- 日本での理解促進のための情報発信事業
- 日本との相互理解のための研修・交流事業
- 調査研究事業
- 国際協力コンサルタント事業
- その他の目的を達成するために必要な事業
を具体的におこなっていきます。