牛飼いの足仕事を支えるタイヤサンダル(タンザニア)
宮木 和 白い砂地につよい日差しが照りつける。サバンナをすこし歩いただけで頭がぼうっとしてきて、足が前に出なくなってくる。休むのにちょうどよさそうな木陰を探して、地べたに腰掛ける。やたらと体温があがっていることに気づいて…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
タンザニア
宮木 和 白い砂地につよい日差しが照りつける。サバンナをすこし歩いただけで頭がぼうっとしてきて、足が前に出なくなってくる。休むのにちょうどよさそうな木陰を探して、地べたに腰掛ける。やたらと体温があがっていることに気づいて…
アフリカゾウと生きるプロジェクト
今日はマティンデの結婚式。マティンデは、アフリック事業「セレンゲティの雨基金 」で、中学校の学費を支援してきた女の子だ。中学校を卒業したあとは、秘書のスキルを学ぶカレッジに進学し、そして、在学中に花婿と知り合い、卒業と同…
タンザニア
溝内 克之 「配属先は、ムトワラ州」 その言葉を聞かされた瞬間、カリスタは泣き崩れたという。彼女は私が以前からお世話になっている家族の娘さんで教員養成校で学んでいた。卒業した彼女は、父親の故郷や家族がいる州への赴任を希望…
タンザニア
藤本 麻里子 小さな女の子が夢中になる遊びといえば、世界中どこでもやっぱりままごと遊びでしょう。タンザニアのインド洋島嶼地域ザンジバルの漁村で、両親と2人の兄と暮らしている5歳のサーダはとてもおしゃまで活発な女の子。近所…
タンザニア
溝内 克之 「どこの出身?」 タンザニア北部のなまりが強いスワヒリ語を話す若者たちに私が声をかけたのは、2004年の話。彼らは、私が調査地として考えていたキリマンジャロ山間部出身の兄弟たちで、長兄ダミアンが経営するバーで…
タンザニア
黒崎 龍悟 いままでタンザニアの農村にどっぷりつかってフィールドワークをしてきたが、最近、小規模な水力発電に挑戦し始めたのをきっかけに町在住の職人らとの交流が増えてきた。機械や電気という今までまったく専門外だったジャンル…
タンザニア
八塚 春名 2015年8月、乾季まっただ中のタンザニアを1年ぶりに訪れた。久しぶりに会いたい人もたくさんいるし、インタビューもしたいから、それぞれの家をまわってみたものの、人がいない。もう収穫を終え、朝から晩まで畑にいる…
タンザニア
八塚 春名 「どこへ行くの?」村の人たちがわたしに向けるこのセリフは、朝の挨拶の一部みたいなもので、「おはよう」のあとに必ずくっついてくる。それは、わたしが毎日、林のなかで植物をサンプリングしたり、誰かの畑に出かけたり、…
近藤 史 私の名前は、タンザニア人にとっても人名として馴染み深いものらしい。天然パーマの毛髪がもじゃもじゃ跳ねていることも加わってか、タンザニアに滞在しているあいだ、私はしばしばタンザニア人と日本人の混血だと勘違いされる…
タンザニア
藤本 麻里子 私たち日本人の食事の基本といえば、もちろん白いご飯。パンやパスタの普及で米の消費量が減少しているとはいえ、今でも多くの人が白米こそ日本人の主食と考えていることと思う。タンパク源はといえば、和食を代表する寿司…
タンザニア
岩井 雪乃 私がかよっている村には電気(umeme)がない。だから、生活は不便だ。 たとえば、村でミルクティーを飲もうとしたら、何をするか? まず水くみから始まる。水を供給するには電気ポンプが必要だ。日本でも停電になると…
藤本 麻里子 カラスといえば、日本ではゴミを荒らす害鳥として、特に都市部で大きな社会問題を引き起こしています。カラスにゴミを荒らされないために、ゴミ置き場に囲いやネットを設置したり、夜間や明け方などにゴミを出すことを禁じ…
タンザニア
近藤 史 プルルル、プルルル、プルルル・・・・ タンザニアへの調査渡航を翌日に控えたある日。布団に包まれて夢の世界を漂っていると、耳ざわりな電子音に現実世界へと引き戻された。何事かと思いあわてて携帯電話を手に取ると、+2…
タンザニア
黒崎 龍悟 私が良く訪れるタンザニアの農村の男子は、小学校を終えると自分の土地を得て、レンガを焼いてみずから家づくりを始める。そして庭先に換金作物のコーヒーの木を植える、ということをする。そうやって伴侶を探す条件を整え、…
タンザニア
宮木 和 「お前の名前はバランデシュだ。」 ギダージは、木陰に腰をおろしながら言った。ぼくには、その意味がすぐにはわからなかった。 「お前の国での名前は知らない。でも、ここでの名前はバランデシュだ。」 ここは東アフリカ・…
タンザニア
八塚春名 スワヒリ語が公用語のタンザニアでは、かなり辺鄙なところへ行っても、スワヒリ語が通じる。小学校ではスワヒリ語で授業がおこなわれ、役所でも、病院でも、教会でも、テレビもラジオも、基本的にはすべてがスワヒリ語の世界だ…
タンザニア
近藤 史 夕暮れどき、戸外から「Hodi, Hodi!(ごめんください)」と呼びかける声がする。窓からのぞくと、中庭の片隅に大柄の女性が見える。ちょっと強面で、杖を手にしていても迫力満点の姿は、隣家に住むバレリアばあちゃ…
タンザニア
藤本 麻里子 「トングウェ語の民謡をあんたに教えてやったら、いくらくれるんだい?」 「1曲いくらくれるかによって、何曲教えてやるか検討するよ。」 突然の訪問者に対し、ママ・マディナは強面でそう話す。私はマハレ山塊国立公園…
タンザニア
岩井 雪乃 カドゴおばさんは、50代後半の女性でムレンギじいさんの第二夫人だ。7人の子どもがいて、孫は今のところ8人いる。私が通っているタンザニア北部の村では、じいさんの世代(現在の60代以上)には複数の妻をめとることが…
タンザニア
八塚 春名 「オレたちサンダウェは、もともと南アフリカから来たんだ。」 「そうそう、だって、ほら、南アフリカのマンデラ元大統領は、オレらとよく似た言葉を話すだろ。」 暑い昼下がり、ピエリじいちゃんとニカノリじいちゃんのふ…