料理名(日・英・現地語)
ジャガイモの天ぷら(日本語)
Viazi karai(スワヒリ語)
食されている国や地域
ケニア
この料理って?
バジヤ(Bhajiya)と呼ばれるインドの軽食、野菜天ぷらのジャガイモ版。甘いミルクティ、「チャイ」(スワヒリ語)や炭酸飲料と一緒に楽しまれる。
材料約40~50個分
- ジャガイモ9個
- にんにく3片
- 着色料(黄)小さじ1
- コリアンダー4束
- 水500ml程度
- 小麦粉300g程度
- 塩小さじ2程度
- サラダ油300ml程度
調理手順
1) ジャガイモを皮ごとゆでる。
2) にんにくを手近にあるもの(めん棒や空き瓶の底部分を使って)叩いてつぶす。
3) 2)に着色料(黄)、1㎝弱にきざんだコリアンダー、水、小麦粉、塩を入れてまぜ、水っぽさが残る程度にして、衣部分をつくる。
4) 1)のゆでたジャガイモの皮をむく
5) ジャガイモをスライスして、3)の衣につける。
6) サラダ油を強火にかける。
7) 5)の衣をつけたジャガイモを、熱くなったサラダ油で揚げる。
8) 片面を3分ほど揚げ、その後ひっくり返してまた3分ほど揚げて、できあがり。
フィールドメモ
レシピを教えてくれたのは西ケニア、カカメガ出身の20代の女性。彼女がナイロビに出てきてから、ムスリムの友人から教わったとのこと。ケニアではこれをインド料理のバジヤとも呼ばれることが多いので、そのことを問うと「オリジナルのバジヤは、ジャガイモもなにも使わない(衣だけの)もので、それは好きではないので、このジャガイモ入りのをつくる。これはケニア料理だ。」との返答。また、最初にジャガイモをゆでなくてもよいが油で揚げる時間を短くするために、ジャガイモをゆでているとのこと。店頭では、このジャガイモの天ぷらが1袋10個以上入って約100円で買える。
なお、このレシピでは着色料を使用している。実際に着色料はケニアで安価に手に入れられるので使われているようだが、ターメリック・パウダーがもともと使われていたと考えられる。
料理紹介者 大門 碧