カンデ(トウモロコシと豆の煮込み)
トウモロコシとマメをコトコト煮込んだ、おかず不要のメニューです。タンザニア全国各地で食されていますが、とくに南部のンジョンベ州に住むベナの人々は、これを代表的な民族料理だといって好んで食べます。マメはインゲンマメを使うの…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アフリクックプロジェクトとは、NPO法人アフリック・アフリカのメンバーが、長期にわたるフィールドワークを通じて出会い、味わい、作った、アフリカ(Africa)の料理、調理(cooking, cook)をご紹介するプロジェクトです。
トウモロコシとマメをコトコト煮込んだ、おかず不要のメニューです。タンザニア全国各地で食されていますが、とくに南部のンジョンベ州に住むベナの人々は、これを代表的な民族料理だといって好んで食べます。マメはインゲンマメを使うの…
バナナのスープ。アフリカ最高峰のキリマンジャロ山の料理。キリマンジャロ出身者の都市への移動に伴って、 都市の食堂で提供される朝食の定番の一つになっています。
ガンダ人たちをはじめとしたバナナを主食に取り入れている人びとの家庭で食べられている料理です。今回紹介する料理方法は首都のカンパラの家庭でおこなわれているものです。マトケとはガンダ語でバナナのことですが、日本で一般的に生食…
一般的な家庭料理です。今回紹介する料理方法は首都のカンパラの家庭でおこなわれているものです。
カボチャを大きいものは4分の1、小さいものは半分に割って種とわたを取り除き、大鍋に皮を上にして並べ、少量の水を加えて、葉や鍋で蓋をしてゆっくり蒸す。
細かく刻んだンドレ(ンドレについての詳しい説明は末文参照)の葉っぱを,牛肉,鶏肉,エビや干し魚と一緒に,ピーナッツペーストで煮込んだもの。主食として,つけ合わせに茹でた(もしくは揚げた)プランテン・バナナがカメルーンでは…
川で釣り上げた小魚を水洗いして汚れを落とし、簡単に塩をして串に通します。焦がさないように注意しながら直火で炙り焼にします。
小麦粉を水と塩、サラダ油でこねて薄く延ばして焼いたもの。クレープともイナンとも一味違うタンザニアの代表的な小麦粉料理です。
タンガニイカ湖では毎日たくさんの魚が水揚げされます。湖畔に住む人々は浜辺でその日とれたばかりの魚を買ってきて、各家庭で消費します。この地域で、魚とは別の特産があるのですが、それがマウェッセと呼ばれるヤシ油から作るオレンジ…
この料理に使うキャッサバは南米原産の作物で、芋はタピオカの原料にもなる。アフリカには17世紀に持ち込まれ、おもに芋の部分を主食用とするために熱帯地域で広く栽培されている。この料理では、キャッサバの若葉部分のみ根気よく搗く…
ガボンの代表的な料理。砕いてひいたブッシュマンゴー(学名:Irvingia gabonensis 和名:アフリカマンゴノキ)のナッツを加えると、とろみが出て香ばしく、肉との相性が抜群。鶏肉以外にもさまざまな肉が使われ、も…
南米原産のサトイモ科根茎作物のマカボ(ヤウティア)は、カメルーンの熱帯林地域の焼畑で生産される主要な食糧作物の1つです。ダシを入れてことこと煮詰めると半固体のどろどろ(「ポトポト」)状のポタージュに。
大乾季の中盤から、カメルーン東南部に広がる熱帯雨林ではバカ・ピグミーの人々をわくわくさせる野生アフリカミツバチの蜂蜜のシーズンが訪れます。貴重な森の蜂蜜を使った世界一贅沢な飲み物がジャンブです。
おかずのスープ。主食のウガリ(穀物の練りだんご)をつけたり、ごはんにかけたりして食べる。生きている鶏をわざわざ潰して作るので、お客さんが来た時のおもてなし料理。
ケニア中南部からタンザニア北部にかけての広範な地域に分布するマサイ(Maasai)の人たちがウシやヤギをつぶして食べるときに、焼き肉や内臓スープとならんでつくるのが、この血のスープです。
熱帯雨林の林床に群生する大きなうちわのようなクズウコン科植物の葉っぱで、獲れたての川魚を包み、薪を引いたたき火の真ん中で蒸し焼きにします。アフリカの湿った森の代表的な郷土料理と言えるでしょう。
スパイスを利かせた甘くて濃厚なミルクティー。朝ご飯に、疲れたときに、チャパティや揚げパンと一緒に召し上がれ。
エチオピアの新年や宗教祭日などに食べる特別のごちそうです。牛肉と違い鶏肉は鶏を一羽しめないと、食べることができません。お祝いの食卓に間に合うようにお母さんはまだ夜も明けきらないうちから調理を始めます。
タンザニアではオクラや多種の植物の葉を使って粘り気のあるおかずを作ります。これらはすべて公用語のスワヒリ語では「ムレンダ」と呼ばれますが、使う材料は地域や民族によってさまざまです。この料理は、ドドマ州に暮らすサンダウェと…
アフリカの乾燥地に生育するバオバブの実を利用して、少し酸味のあるジュースを作ります。そこに、色付け、風味付けとしてハイビスカスのがくを加えた豪華版。ピンク色のきれいな色と、さわやかな酸味。そして砂糖で甘さを足したら、暑さ…
アフリカの食は、その地域の自然、歴史や文化に根差しています。
温帯で暮らす日本の私たちにとって、熱帯や乾燥帯など多様な気候帯に分布するアフリカの動植物には、見慣れない珍しいものも沢山あります。また、人類が発祥してから古王国の建国、奴隷貿易や植民地支配を経て外部世界と交流してきたアフリカには、私たちからみて馴染み深い調理法もあれば、驚くほどシンプルな調理法もあります。
アフリックのメンバーは、アフリカの各地で長期間アフリカの人びとと寝食を共にした経験をもとに、彼らの日常からアフリカの今を伝えようと活動してきました。そうしたメンバーがこのHPで紹介するレシピからは、今、私たちと同じこの時代を生きるアフリカの人びとが、色鮮やかで手の込んだ料理を食べたり、あるいは、日々の生活で手に入る食材を活用したシンプルなものを食べたりしていることを感じていただけると思います。また、調理法とあわせて、メンバーが紹介しているメモを読んでいただくことで、ときに驚きを抱いたり、美味しそう!と感じたり、さらには、そこに住むアフリカの人びとの知識や生きることへの姿勢、価値観にも目を向けたりして頂けることとと思います。このHPをご覧になる方が、食という身近でわくわくするものを通して、アフリカの人びとの「豊か」で「多様」な生活のあり方を感じてくださることを願っています!