チャパティ(ケニア)

料理名(日・英・現地語)

チャパティ(日本語)
chapati(スワヒリ語)

食されている国や地域

ケニア、タンザニア、ウガンダなど

この料理って?

小麦粉を水と塩、サラダ油でこねて薄く延ばして両面を焼いたもの。軽食として楽しまれたり、主食として副食のソースとともに食されたりします。

(ここではケニアのチャパティを紹介します。タンザニアのチャパティはこちら、ウガンダのチャパティはこちらを参照。)

 

 

材料何人でも(9枚分)

  • 小麦粉750g程度
  • 小さじ2程度
  • サラダ油110ml程度
  • 400ml程度

調理手順

1) 小麦粉700g程度にサラダ油(15ml程度)、水(400ml程度)、塩(小さじ2程度)を加えて、パン生地程度のかたさ(弾力のあるかたさ、耳たぶの柔らかさよりかため)に練る

 
2)1)の生地を丸めて、15分ほどおく

3)小麦粉(小さじ1程度)をしき、2)の生地を手で平たくのばす

4)めん棒をつかってまるい形に延ばす

5)表部分にサラダ油(10ml程度)を塗る

6)ナイフでチャパティ1枚分の大きさ(幅2~3cm程度)ずつに切る

7)ナイフで切り分けた細長い生地(これがチャパティ1枚分になる)を、サラダ油を塗った面を内側にして渦巻状に丸める

8)小麦粉(小さじ1程度)をしき、7)で丸めた生地をめん棒で丸く薄く(厚さ3㎜程度)延ばす

 

 

 

 

 

9) フライパンを中~強火で熱し、8)を軽く焼き色がつくまで両面焼く


10)フライパンを弱~中火で熱し、サラダ油(5ml程度)をひいて9)で焼いた生地を再度焼く

11)片面を焼いている間、上の面にサラダ油(5ml程度)をスプーンで塗る。


12)ひっくり返して両面にしっかりと焼色がつくまで焼いて完成

フィールドメモ

このレシピを教えてくれたのは西ケニア、カカメガ出身の20代の女性である。彼女の出身村では、小麦粉が高価であるため、1か月に1、2度しか家庭でつくることはないという。一方、ケニアの首都ナイロビでは子どもたちが好むので1週間に2度ほどつくるとのこと。また、朝ごはんに紅茶と一緒に食べるエスコートとして出す場合には、塩ではなく砂糖を入れてつくるそうだ。

なお、ウガンダの露店で売られているチャパティと比べるとここに紹介したケニアのチャパティはドライで固めの仕上がり。ウガンダ人たちはナイロビでもチャパティをつくって販売している(1枚約10~20円)が、そのチャパティもウガンダのチャパティに近くしっとりとしていて柔らかい。

紹介者:大門 碧