加速するカメルーンのサッカー熱(カメルーン)
戸田 美佳子 「ムサ〜!」 「アドゥライ〜!」 「シェフチェンコ〜!」 太陽が西に沈みはじめるころ、村のあちこちで子供を呼ぶ声が聞こえてくる。食事が集会所に運び込まれるのだ。空き地でサッカーボールを追いかけていた少年たち…
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戸田 美佳子 「ムサ〜!」 「アドゥライ〜!」 「シェフチェンコ〜!」 太陽が西に沈みはじめるころ、村のあちこちで子供を呼ぶ声が聞こえてくる。食事が集会所に運び込まれるのだ。空き地でサッカーボールを追いかけていた少年たち…
安田 章人 日本から直線距離でも1万2千キロ。長旅を終え、カメルーン北部の小さな村に到着する。これで、2回目の訪問だ。自分がお世話になる家の前には、たくさんの子供たちが集まっている。その笑顔には、「お土産は何かなぁ・・・…
大門 碧 鳴り響く音楽。マイク片手にはずむ若者たち。ステージへと向かう人びと。手にはコインか紙幣、もう片方の手にはビール瓶、体をゆらしながら、笑顔で、男も、女も。時には子供も。 ウガンダの首都、カンパラ。夜中の盛り場の光…
成澤徳子 日曜日は唯一、畑仕事が休みの日。朝からおめかしをして教会へ出掛けた人びとが、お腹をすかせて家路を急いでいる。だが休みだからといって、もたもたお昼を食べてはいられない。男性はサッカー、女性はネットボールと、午後は…
溝内克之 ミスを連発するフォワード。試合を見守るバーの客たちから「あ〜」という嘆息が漏れる。だれかが「フォワードを交代だー」と叫んだ刹那、歓喜のゴール!!店は歓声に沸いた。 日本代表の試合ではない。「ブラック・スターズ」…
八塚 春名 ごはんを食べ終わるやいなや、さっきまで皿が置かれていたテーブルには、カードが並べられる。「きのうは、トンゴローが3、デゲラとウィアが1、ハルナは0、ボクは4!」とアマタは自慢げに言う。昨日の勝敗だ。この家では…
丸山淳子 「ねぇ、このスカートおかしくない?」「ちょっと、そのヘア・クリーム、私にも貸してよ!」「こっちのTシャツがいい?それとも、あっちの赤い方がいいかな?」誘われて、薄暗い小屋のなかに入ると、喧しい声が耳に飛び込んで…
山野香織 2009年9月7日、月曜日。この日は9月の第1月曜日で、アメリカの労働記念日である。この祝日に合わせて、9月5日と6日の2日間、ワシントンD.C.にあるローズベルト高校のスタジアムでは、「第12回エチオ・サロン…
中川宏治 私は、2008年の8月から、ケニアのメルー国立公園で青年海外協力隊として環境教育に取り組んでいる。2009年11月にフラミンゴの生息地として世界的に有名なナクルにおいて、国立公園を管轄するケニア野生生物保護公社…
北村 也寸志 この夏、大分県の中津江村(現日田市)へ行ってきた。ご記憶の方も多いと思うが、ここは、2002年ワールドカップのカメルーンのキャンプ地である。小さな山村が、アフリカの強国のキャンプ地に選ばれたとあって、日本中…
村尾 るみこ ザンビア共和国西部の、とある村。この村は、西隣のアンゴラまで100kmの距離にある。アンゴラは2002年まで、半世紀近くも紛争が続いた国だ。アンゴラ国境からはやや遠い村であるが、ここにはアンゴラ難民が数人住…
服部 志帆 「ウォー!」。 ビニール製の大きな荷物入れのなかからサッカーボールを取り出すと、村のあちこちで大きな歓声が上がる。少年たちは私のところへ駆け寄り、顔いっぱいに笑顔を広げてサッカーボールを受け取ると、その場でさ…
藤本 麻里子 サッカーはタンザニアでも人気ナンバーワンのスポーツです。農村部のあちらこちらでサッカーに興じる少年たち、またおじさんたちを見かけます。ボール1つあればどこででも出来てルールも単純、これらがアフリカでのサッカ…
織田 雪世 ガーナの子どもたちに「人気のスポーツは?」と聞いたら、きっと誰もが「サッカーだよ!」と答えてくれるでしょう。ガーナの人びとはサッカーが大好きです。 英国の強豪チーム、チェルシーFCのマイケル・エシアン(Mic…