おすすめアフリカ本

映画『海は燃えている:イタリア最南端の小さな島』ジャンフランコ・ロージ監督、2016年、イタリア・フランス

紹介:真城 百華 本作は、イタリア最南端の島である地中海のランペドゥーサ島における島の人々の生活とその島にたどり着く難民船を扱った映画である。地中海を渡る難民といえば、最近のシリア難民を思い浮かべる人が多いだろう。また、…

『山の上の火―エチオピアの昔話』 ハロルド・クーランダー,ウルフ・レスロー=著、渡辺茂男=訳

紹介:牛久 晴香 『山の上の火―エチオピアの昔話』はアメリカの文化人類学者で小説家でもあるハロルド・クーランダーと、ポーランド生まれのエチオピア言語学者であるウルフ・レスローが集めたエチオピアの昔話15編をまとめたもので…

『先住民からみる現代世界:わたしたちの〈あたりまえ〉に挑む』 深山直子・丸山淳子・木村真希子=編著

紹介:丸山 淳子 世界には、古くからその地に住みながらも、学校で自分たちの言葉や歴史を学ぶこともかなわず、ときにはその土地から追い出されたり、望まない変化を強いられたりしてきた人々がいる。かれらは、より力のある人々がつく…

『ヤナマール セネガルの民衆が立ち上がるとき』 ヴュー・サヴァネ、バイ・マケべ・サル=著、中尾沙季子=訳、真島一郎=監訳・解説

紹介:池邉 智基 アフリカでもヒップホップは実に人気な音楽である。特に若者と話していると、「ラッパーとして活動をしているからイベントに来ないか」という言葉をもらうこともある。セネガルのヒップホップは、それまでに私が抱いて…