『あやしい探検隊アフリカ乱入』 椎名誠=著
紹介:黒崎 龍悟 椎名誠氏による「あやしい探検隊」シリーズはこれまでにいくつも出版されている。その内容は、かいつまんでいうと、著者が仲のいいおじさんたちといろいろなところに冒険的に出かけて酒をたらふく飲みながら焚火をして…
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紹介:黒崎 龍悟 椎名誠氏による「あやしい探検隊」シリーズはこれまでにいくつも出版されている。その内容は、かいつまんでいうと、著者が仲のいいおじさんたちといろいろなところに冒険的に出かけて酒をたらふく飲みながら焚火をして…
紹介:真城 百華 本作は、イタリア最南端の島である地中海のランペドゥーサ島における島の人々の生活とその島にたどり着く難民船を扱った映画である。地中海を渡る難民といえば、最近のシリア難民を思い浮かべる人が多いだろう。また、…
紹介:牛久 晴香 『山の上の火―エチオピアの昔話』はアメリカの文化人類学者で小説家でもあるハロルド・クーランダーと、ポーランド生まれのエチオピア言語学者であるウルフ・レスローが集めたエチオピアの昔話15編をまとめたもので…
紹介:村尾 るみこ 難民の世紀は終わったはずだった。 世界難民の日の6月20日、そう思わざるをえなかった。 21世紀に入り、難民人口は最多を記録している。安全保障の問題に加え、世界経済の行く末をも危うくするこの未曽有の事…
紹介:丸山 淳子 世界には、古くからその地に住みながらも、学校で自分たちの言葉や歴史を学ぶこともかなわず、ときにはその土地から追い出されたり、望まない変化を強いられたりしてきた人々がいる。かれらは、より力のある人々がつく…
紹介:近藤 史 トウガラシは、アフリカでとても身近な香辛料だ。例えばエチオピア料理に多用される真っ赤な総合調味料「バルバレ」は、その鮮やかな色彩から想像されるとおり、トウガラシ粉の割合が50パーセント以上を占めるという。…
紹介:池邉 智基 アフリカでもヒップホップは実に人気な音楽である。特に若者と話していると、「ラッパーとして活動をしているからイベントに来ないか」という言葉をもらうこともある。セネガルのヒップホップは、それまでに私が抱いて…
紹介:目黒 紀夫 舞台はジンバブエの「パラダイス」。主人公はそこに暮らす少女ダーリン。彼女はやがて故郷であるジンバブエを離れ、アメリカへと移住する。 このように書くと、たとえばチママンダ・ウゴズィ・アディーチェの『アメリ…
紹介:眞城 百華 アフリカの女性、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。本書は、エチオピアの過去と現在の多様な女性たちを取り上げ、彼女たちの経験をとおしてアフリカの女性について考えるための多くの材料を提供しています。各章で…
紹介:庄司 航 漫画家の諸星大二郎による、カラハリ砂漠に住むブッシュマンを題材とした「ダオナン」という短編作品を紹介しようと思う。本作は『諸星大二郎特選集第3集 遠い世界』という短編集の中におさめられている。 ブッシュマ…
紹介:安田 章人 いま、大きな話題となっている本であるため、すでに読んだ人も多く、もはやオススメ本として紹介する必要がないかもしれない。しかし、これだけ注目されているアフリカに関係した本を、アフリック・アフリカが紹介しな…
紹介:松浦 直毅 何十年前の認識で止まっているのかと思いたくなるようなアフリカ蔑視にもとれる国会議員の発言がニュースで取りざたされている。「黒人」を意味していたのではなく「暗黒大陸」からとったのだなどと苦しい弁解をしてい…
紹介:池邉 智基 本書は、フランス海軍士官であったピエール・ロティが残した多くの小説の中でも初期の作品である。フランスによる植民地統治が進められた時代のセネガルを舞台に、フランス人のアフリカ騎兵のジャンと、セネガル人女性…
紹介:大石 高典 西欧を中心とした「世界史」は、国家を前提とすることが多く、支配者の立場で描かれることがほとんどである。それに対して、本書では、中心性を排除したニューヒストリーの立場を採用して、狩猟採集民の目から地球規模…
紹介:目黒 紀夫 「あなたにとって、今一番大きな問題は何ですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか? そしてまた、見ず知らずの人がこの問いに対して、「今日の朝、寝坊してしまったことです」「スマートフォンを壊してしまっ…
紹介:岩井 雪乃 このたび、セレンゲティ・人と動物プロジェクト「アフリカゾウ基金」で取り組んできた活動を書籍にまとめて刊行しました!!タンザニアでの20年にわたる研究と地域活動をようやく形にし、応援いただいた多くの方々に…
紹介:庄司 航 本書は漫画家の諸星大二郎による、巨人の神話や伝説を共通テーマとした連作短編であるが、その中でももっとも早い1979年に発表された「砂の巨人」という作品を紹介しようと思う。 サハラ砂漠中央部、現在のアルジェ…
紹介:黒崎 龍悟 著者の根本さんは、反アパルトヘイト運動をきっかけにアフリカに関心を持たれ、その後、1980年代にタンザニアのダルエスサラーム大学に留学した経歴を持ちます。やがて現地で旅行会社を興し、単に「お客さんをもて…
紹介:目黒 紀夫 破天荒な登場人物も、突拍子もない出来事も、想像を絶する急展開も(たぶん)ない。だけど、500頁を超えるボリュームを一気呵成に読み終えて思うのは、帯の推薦文が誇張も嘘偽りもなかったということだ。 「アディ…
原題:L’homme qui répare les femmes: la colère d’Hippocrate) 紹介:松浦 直毅 コンゴ民主共和国東部が長らく紛争状態にあり、国際社会による介入にもかかわらず、その状況…