『絶滅危惧種を喰らう』秋道智彌・岩崎望=編
紹介者:大石高典 この本は、生き物文化誌学会で2018年に開催された絶滅危惧種の利用と保全についての同名のシンポジウムをもとに編まれた。「絶滅危惧種」として国際自然保護連合(IUCN)のリストに記載される動植物の種類は…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
紹介者:大石高典 この本は、生き物文化誌学会で2018年に開催された絶滅危惧種の利用と保全についての同名のシンポジウムをもとに編まれた。「絶滅危惧種」として国際自然保護連合(IUCN)のリストに記載される動植物の種類は…
紹介:村尾 るみこ 社会福祉という言葉は、日本では公的扶助や公助の領域をイメージすることが多いかもしれない。アフリカではどうであろう。アフリカで公的扶助や公助と呼ばれる領域は、近年整備が進んでおり、前世紀に比べますます看…
紹介:大石 高典 この翻訳本の英語の原題は『Listen, Here Is a Story』、つまり「さあ、お話が始まるよ!」といったノリのいいものである。その題名の通り、本書のメイン・ディッシュは、中央アフリカ共和国南…
紹介:牛久 晴香 春の花々が街を彩りはじめるこの季節、百貨店やセレクトショップには多種多様な「かごバッグ」が並びだす。軽やかで涼しげな印象を与えるかごバッグは、日本女性の春夏ファッションに欠かせないアイテムである。実は…
紹介:松浦直毅 アフリックの事業の一環としておこなわれたコンゴ民主共和国(DRC)における水上輸送プロジェクトについて、2018年~2019年に約1年にわたってウェブ上で連載したエッセイで紹介してきたが、この連載をもと…
紹介:池邉 智基 フィールドワークをする研究者は、調査地に赴いて、見たり聞いたりしたことを文章にして発表する。基本的に、研究者が調査地のことを文章にするとき、フィクションを書こうとすることはないだろう。本ホームページに…
紹介:大石 高典 本書は、横浜と東京にある大学に在籍し、アフリカ地域でのフィールドワーク経験をベースに文化人類学を教えている編者5名が、2年半近くにわたってほぼ毎月のように(飲み会を兼ねた)寄り合いを重ねながら企画と編…
紹介:大石 高典 犬と人類が共に暮らすようになった歴史はおおよそ2~5万年程度と、人類進化の歴史全体の中では比較的最近のことである。しかしその数万年の間に両者は最も身近なパートナーとして関係を築いてきた。犬は、人の社会の…
紹介:大石 高典 アフリカに生きる農耕民、狩猟民、牧畜民、都市民、商業民についての研究については、それぞれ多くの本が出ておりジャンルとして確立している。しかし、アフリカ大陸でみられる多様な生業のなかで漁撈・漁業はユニーク…
紹介:松浦 直毅 アフリカで、とくに伝統的な生活を営む人々を対象に遠隔地で長くフィールドワークをおこなっていると、望むと望まざるとにかかわらず、調査対象の人々が困難な問題に直面するさまを見聞きすることがある。ときにそれは…
紹介:村尾 るみこ 難民の世紀は終わったはずだった。 世界難民の日の6月20日、そう思わざるをえなかった。 21世紀に入り、難民人口は最多を記録している。安全保障の問題に加え、世界経済の行く末をも危うくするこの未曽有の事…
紹介:丸山 淳子 世界には、古くからその地に住みながらも、学校で自分たちの言葉や歴史を学ぶこともかなわず、ときにはその土地から追い出されたり、望まない変化を強いられたりしてきた人々がいる。かれらは、より力のある人々がつく…
紹介:大石 高典 西欧を中心とした「世界史」は、国家を前提とすることが多く、支配者の立場で描かれることがほとんどである。それに対して、本書では、中心性を排除したニューヒストリーの立場を採用して、狩猟採集民の目から地球規模…
紹介:目黒 紀夫 「あなたにとって、今一番大きな問題は何ですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか? そしてまた、見ず知らずの人がこの問いに対して、「今日の朝、寝坊してしまったことです」「スマートフォンを壊してしまっ…
紹介:岩井 雪乃 このたび、セレンゲティ・人と動物プロジェクト「アフリカゾウ基金」で取り組んできた活動を書籍にまとめて刊行しました!!タンザニアでの20年にわたる研究と地域活動をようやく形にし、応援いただいた多くの方々に…
紹介:黒崎 龍悟 急速な経済成長に沸くアフリカだが、高層ビルの建設ラッシュが見られる都市部とは対照的に、農村部では日々の暮らしをいかに守るかが切実になってきている。容赦なく押し寄せるグローバル経済の影響だけではなく、政治…
紹介:松浦 直毅 アフリカの豊かな自然環境が失われる危機に直面しているのは周知の事実であり、アフリカの自然保護を目指した様々な取り組みが盛んにおこなわれるようになって久しいこともよく知られているだろう。しかしながら、「野…
紹介:大石 高典 カメルーンには、250以上もの多様な言語を話す人々が住んでいる。本書はそのうち東南部の熱帯雨林地域に住むバカ・ピグミーと呼ばれる狩猟採集民と、隣人であるバクウェレという農耕民を中心に、近現代における民族…
紹介:岩井 雪乃 本書の執筆を、編者の松田さんから依頼されたときに言われたことは、「高校生にわかるアフリカ社会の紹介を書いてください」だった。松田さんが、アフリカのことをより多くの人に理解してほしい、そのためにわかりやす…
紹介:溝内 克之 本書は、明石書店が発刊している「エリア・スタディーズ」シリーズの一つで、タンザニア連合共和国について概説している。タンザニアは、アフリカ大陸の東側に位置し、インド洋に面した国で、日本の約2.5倍の国土を…