『208の国と地域が分かる国際理解地図 DOOR　③アフリカ』中村和郎・次山信男・滝沢由美子／監修

2020.08.01 YamaguchiRyota

紹介：浅田静香アフリカ研究に携わる人でも、アフリカの54の国と地域に精通する人はどれほどいるだろう。また、長年にわたってアフリカと関わる人でも、その国の地理や文化、産業に関して、知らない側面があるかもしれない。本書は、…

新世界の社会福祉―11巻アフリカ/中東　牧野久美子・岩崎えり奈／編著

2020.06.28 KurosakiRyugo

紹介：村尾　るみこ社会福祉という言葉は、日本では公的扶助や公助の領域をイメージすることが多いかもしれない。アフリカではどうであろう。アフリカで公的扶助や公助と呼ばれる領域は、近年整備が進んでおり、前世紀に比べますます看…

『隠された悲鳴』ユニティ・ダウ／著、三辺律子／訳

2020.06.05 KondoFumi

紹介：丸山　淳子 2006年の暮れ、南部アフリカのボツワナの高等裁判所が出したひとつの判決が、世界の注目をあびた。それは、カラハリ砂漠に暮らすブッシュマンに対して開発政策の一環として実施された住民移転を、違法とするもので…

『ハートのレオナ』 MISIA／作、大宮エリー／絵

2020.05.01 YamaguchiRyota

紹介：林　耕次ライオンの女の子レオナが、ペリカンの友だちムワリとともにアフリカ大陸の各地を旅する壮大な物語。絵本といっても、単に子ども向きという内容ではなく、鮮やかで素朴な絵とともにアフリカの自然や文化、社会問題など…

アフリカの森の女たち――文化・進化・発達の人類学』ボニー・ヒューレット（著）服部志帆、大石高典、戸田美佳子（訳）

2020.04.28 YamaguchiRyota

紹介：大石　高典この翻訳本の英語の原題は『Listen, Here Is a Story』、つまり「さあ、お話が始まるよ！」といったノリのいいものである。その題名の通り、本書のメイン・ディッシュは、中央アフリカ共和国南…

『かごバッグの村―ガーナの地場産業と世界とのつながり』　牛久晴香（著）

2020.03.28 KurosakiRyugo

紹介：牛久　晴香　春の花々が街を彩りはじめるこの季節、百貨店やセレクトショップには多種多様な「かごバッグ」が並びだす。軽やかで涼しげな印象を与えるかごバッグは、日本女性の春夏ファッションに欠かせないアイテムである。実は…

『コンゴ・森と河をつなぐ―人類学者と地域住民がめざす開発と保全の両立』松浦直毅・山口亮太・高村伸吾・木村大治（編）

2020.02.29 KondoFumi

紹介：松浦直毅　アフリックの事業の一環としておこなわれたコンゴ民主共和国（DRC）における水上輸送プロジェクトについて、2018年～2019年に約1年にわたってウェブ上で連載したエッセイで紹介してきたが、この連載をもと…

『あふりこ―フィクションの重奏／遍在するアフリカ』川瀬慈（編）

2020.02.04 YamaguchiRyota

紹介：池邉　智基　フィールドワークをする研究者は、調査地に赴いて、見たり聞いたりしたことを文章にして発表する。基本的に、研究者が調査地のことを文章にするとき、フィクションを書こうとすることはないだろう。本ホームページに…

『アフリカで学ぶ文化人類学――民族誌がひらく世界』松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・大石高典・橋本栄莉編

2019.12.29 KurosakiRyugo

紹介：大石　高典　本書は、横浜と東京にある大学に在籍し、アフリカ地域でのフィールドワーク経験をベースに文化人類学を教えている編者5名が、2年半近くにわたってほぼ毎月のように（飲み会を兼ねた）寄り合いを重ねながら企画と編…

『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著　くぼたのぞみ訳

2019.12.02 KondoFumi

紹介：八塚　春名　今月のおすすめ本もまた、アディーチェにしよう。アディーチェが2012年にTED×Eustonでおこなったスピーチ”We should all be feminists”を、アディーチェ作品…

『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著

2019.11.05 YamaguchiRyota

紹介：池邉　智基　主人公のナイジェリア人女性はアメリカに移住し、レストランで働きながらコミュニティ・カレッジに通おうと試みるも、親類の不義で頼れる場所を失い、さらに度重なる生活費の支払いに追われ、ナイジェリアの家族から…

『ガダラの豚』（１～３巻）中島らも（著）

2019.09.30 KurosakiRyugo

紹介：庄司　航本作は作家の中島らも氏による、アフリカの「呪い」を題材とした小説作品である。文庫版では全3巻とかなりの大作になっている。ケニアの呪術を研究している人類学者が主人公で、死んだと思われていた娘をめぐって、ク…

『サバンナのジェンダー―西アフリカ農村経済の民族誌』友松夕香（著）

2019.09.01 MorishitaKeiko

紹介：桐越仁美「アフリカ農村の女性は周縁化されており、男性に従属し、資源分配の点においても男性とのあいだに格差がある」。このような『アフリカの農村女性像』は、フェミニズムの影響を受けた学者たちによる諸研究が、開発政策…

「アフリカンプリント　-京都で生まれた布物語-」並木誠士・上田文・青木美保子　著　／　京都工芸繊維大学美術工芸資料館　監修

2019.07.23 YamaguchiRyota

紹介：井上真悠子強い太陽光にあざやかに映える、いわゆる「アフリカらしい」カラフルなプリント生地。現在アフリカ大陸の多くの国々で愛されているこれらの布が、実は1950年代から60年代にかけて、京都をはじめとした日本の工場…

『牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って』三浦英之 =著

2019.06.27 KurosakiRyugo

紹介：西﨑　伸子アフリカゾウが近い将来絶滅したとしても「自分には関係ない」。この本を読んだ後でも、無関心のままでわたしたちはいられるだろうか。本書は、現職の朝日新聞記者である筆者が、南アフリカ支局の特派員時代にとりく…

『犬からみた人類史』大石高典・近藤祉秋・池田光穂=編

2019.05.27 KondoFumi

紹介：大石　高典犬と人類が共に暮らすようになった歴史はおおよそ2~5万年程度と、人類進化の歴史全体の中では比較的最近のことである。しかしその数万年の間に両者は最も身近なパートナーとして関係を築いてきた。犬は、人の社会の…

『アフリカ漁民文化論――水域環境保全の視座』今井一郎編

2019.05.02 YamaguchiRyota

紹介：大石　高典アフリカに生きる農耕民、狩猟民、牧畜民、都市民、商業民についての研究については、それぞれ多くの本が出ておりジャンルとして確立している。しかし、アフリカ大陸でみられる多様な生業のなかで漁撈・漁業はユニーク…

『ブルキナファソを喰う！―アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイドブック―』清水貴夫=著

2019.03.31 KurosakiRyugo

紹介：池邉智基本書は、西アフリカのブルキナファソをフィールドに研究をしている人類学者が、ブルキナファソの食の魅力を余すところなく書き連ねた本である。副題に「食のガイドブック」とあるように、ブルキナファソの食文化とレス…

『地域研究からみた人道支援―アフリカ遊牧民の現場から問い直す』湖中真哉・太田至・孫暁剛編

2019.01.31 MatsuuraNaoki

紹介：松浦　直毅アフリカで、とくに伝統的な生活を営む人々を対象に遠隔地で長くフィールドワークをおこなっていると、望むと望まざるとにかかわらず、調査対象の人々が困難な問題に直面するさまを見聞きすることがある。ときにそれは…

『少年ケニヤ』（第一巻）　山川惣治＝作・画

2018.11.02 アフリック・アフリカ

紹介：庄司　航『少年ケニヤ』は1951年から現在の産経新聞に連載され、読者に大変な人気を博し、テレビドラマや映画にもなった。舞台は1941年のケニアで、沿岸都市モンバサで商社を経営する日本人の村上とその息子10歳の少…

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『ハートのレオナ』 MISIA／作、大宮エリー／絵

アフリカの森の女たち――文化・進化・発達の人類学』ボニー・ヒューレット（著）服部志帆、大石高典、戸田美佳子（訳）

『かごバッグの村―ガーナの地場産業と世界とのつながり』　牛久晴香（著）

『コンゴ・森と河をつなぐ―人類学者と地域住民がめざす開発と保全の両立』松浦直毅・山口亮太・高村伸吾・木村大治（編）

『あふりこ―フィクションの重奏／遍在するアフリカ』川瀬慈（編）

『アフリカで学ぶ文化人類学――民族誌がひらく世界』松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・大石高典・橋本栄莉編

『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著　くぼたのぞみ訳

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『少年ケニヤ』（第一巻）　山川惣治＝作・画

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「アフリカンプリント -京都で生まれた布物語-」並木誠士・上田文・青木美保子 著 ／ 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 監修

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『地域研究からみた人道支援―アフリカ遊牧民の現場から問い直す』湖中真哉・太田至・孫暁剛編

『少年ケニヤ』（第一巻） 山川惣治＝作・画

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『ガダラの豚』（１～３巻）中島らも（著）

『サバンナのジェンダー―西アフリカ農村経済の民族誌』友松夕香（著）

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