映画『女を修理する男』 ティエリー・ミッシェル監督、2015年、ベルギー
原題:L’homme qui répare les femmes: la colère d’Hippocrate) 紹介:松浦 直毅 コンゴ民主共和国東部が長らく紛争状態にあり、国際社会による介入にもかかわらず、その状況…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
原題:L’homme qui répare les femmes: la colère d’Hippocrate) 紹介:松浦 直毅 コンゴ民主共和国東部が長らく紛争状態にあり、国際社会による介入にもかかわらず、その状況…
紹介:庄司 航 本書は、20世紀前半のフランスを代表する作家アンドレ・ジッド(※注1)が1925年から26年にかけて、コンゴからチャドに旅行した記録である。出発時の年齢は56歳で、すでに作家として名声を得ていた。 船でダ…
紹介:桐越 仁美 ヒトに最も近いといわれる霊長類チンパンジーは、いったいどんな夜を過ごしているのか?本書はこの素朴な疑問をスタート地点として、チンパンジーの眠りの世界からヒトの眠りの歴史まで、深く掘り下げていく。「チンパ…
紹介:服部 志帆 この本はイギリス人の画家リチャード・ウィンダムが1935年にナイル川の上流を旅した際に記した旅行記である。彼が旅した地域は、当時イギリス領エジプト・スーダンと呼ばれており、シッルクやヌエル、ディンカなど…
紹介:八塚 春名 この本は、人類学者である筆者が、1970年代後半から80年代にかけて、西アフリカのトーゴで集めた昔話を、小学生むけにまとめたもとです。トーゴのタンベルマという人びとは、2004年にユネスコ世界遺産にも登…
紹介:村尾 るみこ 海外から入手することができるアフリカ料理の本は、アフリカの人びとによって出版されているものがある。その一冊が、今回紹介する本である。著者のOla Olaoreさんはナイジェリア人で、この本を「楽しむ」…
紹介:目黒 紀夫 貝殻収集や家庭菜園、写真撮影。そんなちょっとした行為をつうじてでも、わたしたちは大地の鼓動や自然の息吹、一つひとつの生命の存在の奇跡を感じることができるはず。最後の一篇「ムコンド」を読み終えたわたしは、…
紹介:浅田 静香 本書は、秋田商業高校の生徒が、「アフリカ理解」というテーマに沿って1年間にわたって研究・実践してきた内容をまとめた本である。同校では、総合的な学習の時間の一環として、アフリカでのボランティア経験者による…
紹介:西崎 伸子 政治家・黒人解放運動家としての故ネルソン・マンデラ氏について書かれた本はたくさん出版されています。本著もそのうちの一冊です。比較的平易な文章で、小学校高学年ぐらいから読むことができます。南アフリカやアパ…
紹介:目黒 紀夫 ナイジェリア生まれのミュージシャン、フェラ・ランサム・クティ(1938年〜1997年)。この本は、その圧倒的なパフォーマンスとカリスマ性、影響力などから「黒い大統領(ブラック・プレジデント)」とも呼ばれ…
紹介:黒崎 龍悟 急速な経済成長に沸くアフリカだが、高層ビルの建設ラッシュが見られる都市部とは対照的に、農村部では日々の暮らしをいかに守るかが切実になってきている。容赦なく押し寄せるグローバル経済の影響だけではなく、政治…
紹介:松浦 直毅 アフリカの豊かな自然環境が失われる危機に直面しているのは周知の事実であり、アフリカの自然保護を目指した様々な取り組みが盛んにおこなわれるようになって久しいこともよく知られているだろう。しかしながら、「野…
紹介:大石 高典 カメルーンには、250以上もの多様な言語を話す人々が住んでいる。本書はそのうち東南部の熱帯雨林地域に住むバカ・ピグミーと呼ばれる狩猟採集民と、隣人であるバクウェレという農耕民を中心に、近現代における民族…
紹介:庄司 航 19世紀後半のフランスの詩人アルチュール・ランボーは、15歳から20歳までの詩作によって文学史上に不滅の足跡を残した。だがそれ以降彼は詩を放棄し、エチオピアのハラルを拠点に商人として暮らす。本書は、ランボ…
紹介:高村 伸吾 ザイールの旅、コンゴの旅 本書は中部アフリカを貫くコンゴ河を二度に渡って旅した田中真知さんの道中記である。前半部では1991年、たまたまザイール共和国(現コンゴ民主共和国)を訪れた作者の悪戦苦闘の日々が…
紹介:大門 碧 2度、泣いた。読みながら2度、涙があふれた。10代向けのヤングアダルト小説ではあるが、いや、だからこそなのか、2度も泣いてしまった。 主人公は、ジンバブエの村で生まれ育った少年デオ。彼には知的障害をもった…
紹介:池邉 智基 閉鎖的なセネガル中部の島民文化を抜け出し、フランスで執筆活動を続ける主人公のサリ。故郷でサッカー選手に憧れるサリの弟マーディケは、先進国に暮らす姉に嫉妬をぶつけてくる。高額な電話代を負担してでも島に連絡…
紹介:岩井 雪乃 本書の執筆を、編者の松田さんから依頼されたときに言われたことは、「高校生にわかるアフリカ社会の紹介を書いてください」だった。松田さんが、アフリカのことをより多くの人に理解してほしい、そのためにわかりやす…
紹介:黒崎 龍悟 高校時代、世界史や日本史を学ぶのが苦痛だった。それが歴史というよりも情報の羅列にしか見えなかったからだ。その後、10年以上たって、アフリカ(タンザニア)でのフィールドワークをするようになると、歴史アレル…
紹介:目黒 紀夫 牧畜「社会」ではなく、牧畜「世界」。タイトルに使われている言葉(のちがい)こそが、本書の特徴と魅力を表していると思います。 たとえば、牧畜「社会」と聞いて私が思い浮かべる問いとしては、「各世帯が何頭のウ…