おすすめアフリカ本

★夏休みの宿題にオススメ★ 『知られざる森のゾウ ―コンゴ盆地に棲息するマルミミゾウ』ステファン・ブレイク(著)、西原智昭(訳)

紹介:西崎 伸子 小学生のみなさん、夏休みにはいってウキウキしていますか? みなさんの学校では、夏休みの宿題に自由研究はありますか? うちの子どもは、今年で3度目の自由研究にとりくみます。 1年生のときは、アフリカゾウに…

『裸のアマン:ソマリ人少女の物語』 アマン=口述、ヴァージニア・リー・バーンズ&ジャニス・ボディ=構成、高野裕美子=訳

紹介:大門 碧 この本は1956年にソマリアでうまれたある女性、アマン(仮名)の半生の記録だ。半生といっても、ソマリアでの内戦の混乱期にケニアに脱出する17歳までの話であるが、300ページ近くに及ぶ長さがある。最初はアマ…

『アフリカの民話:ティンガティンガ・アートの故郷、タンザニアを中心に』 島岡由美子 文・写真/モハメッド・チャリンダ 絵

紹介:大門 碧 「ハポ ザマニザカレ※(=むかしむかしあるところに) 心臓とひげがおりました。」(p7) アフリカ大陸の東海岸に位置する島の中、タンザニア連合共和国の領内であるザンジバルに、20年以上住み続けてきた島岡由…

『森と人の共存への挑戦−カメルーンの熱帯雨林保護と狩猟採集民の生活・文化の両立に関する研究』服部志帆=著

紹介:服部 志帆 現在、アフリカ熱帯雨林に暮らす森の民ピグミーはこれまでに経験したことのないグローバリゼーションの荒波にもまれて伝統的な生活や文化を大きく変容させようとしている。本書は、カメルーンに暮らす狩猟採集民バカ(…

『タンザニアのサンダウェ社会における環境利用と社会関係の変化—狩猟採集民社会の変容に関する考察』  八塚春名=著

紹介:八塚 春名 タンザニアの中央部は、不安定な降雨や決して肥沃とはいえない砂質土壌を抱え、これまでに何度も飢饉に見舞われてきた歴史をもつ。そんな地域に暮らしてきたサンダウェという人々は、19世紀末まで狩猟採集を基盤とす…