タンザニア風サモサ
ひき肉とスパイスがたっぷり入った三角形の小さな揚げ物サンブーサは、インドでサモサと呼ばれるものと同じだが、タンザニアでは朝ごはんとして甘い紅茶(チャイ)と一緒に食べる。東アフリカ海岸地域は、古くからインドやペルシャとの交…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アフリクックプロジェクトとは、NPO法人アフリック・アフリカのメンバーが、長期にわたるフィールドワークを通じて出会い、味わい、作った、アフリカ(Africa)の料理、調理(cooking, cook)をご紹介するプロジェクトです。
ひき肉とスパイスがたっぷり入った三角形の小さな揚げ物サンブーサは、インドでサモサと呼ばれるものと同じだが、タンザニアでは朝ごはんとして甘い紅茶(チャイ)と一緒に食べる。東アフリカ海岸地域は、古くからインドやペルシャとの交…
スパニッシュオムレツ(野菜の入った薄焼き卵)をチャパティで包んだ軽食です。高級時計のような名前をしてい ますが、名前の語源は Roll Eggs が訛ったという説があります。ウガンダでは、露店でアツアツのロレックスにあ …
ゴメンは、エチオピアの青菜炒めにあたります。辛い食べ物の多いエチオピア料理の中で、ゴメンはあっさりしていて胃が疲れているときには最適の料理です。
エチオピアの主食のインジェラに添えて食べることが多いソース。アムハラ語でダータと呼ばれる。ここまで辛味の強い青唐辛子は日本では手に入りにくく、ハバネロ等で代用できる。スパイスは、コロリマ(エチオピア原産の多年生植物)、テ…
カメルーン熱帯雨林地域では、季節にもよりますが、食用のイモムシを使った料理は頻繁に食べられます。バカ語でフス(pusu)と呼ばれるこのイモムシは、2.5cm程度と比較的小さめです。他にも4㎝程の大きさものやトゲのあるもの…
熱帯雨林に生えるトウダイグサ科の樹木(ジャンサン、バカ・ピグミーの言葉でゴボと呼ばれる;Ricinodendron heudelotii (Baill.) Pierre ex Heckel)の果実は油脂分を多く含み独特の…
牧畜民トゥルカナの牧童がヤギの放牧の途中で地上に巣穴を作って棲むリスの仲間を捕えました。日帰り放牧中の牧童は手作りの弓矢を持参し、鳥を射たりしています。それは食べるための狩りというよりは、少年たちの遊びと呼ぶ方が近い印象…
カトゴは、ウガンダの中央部でよく食べられている主食とソースの煮込み料理です。朝食や昼食として食べられることが多く、主食にはバナナ(マトケ)やジャガイモ、キャッサバ、具材はインゲンマメ、牛肉、ウシの腸などのトマトベースのソ…
“山羊肉のピラウ” で紹介されたお米料理の別バージョンです。シンプルな具材でニンニク香りを楽しむ、いわばガーリックライスです。どんなおかずにもあいますが、エンドウマメのシチューと一緒に食べると絶品です。
アフリカの広い地域でナマズは食べられているが、タンザニア中央部に暮らすサンダウェという人びとは、やわらかいナマズの肉を煮崩れせずに調理する工夫をしている。”somba“とはサンダウェ語で魚一般を指…
トウモロコシとマメをコトコト煮込んだ、おかず不要のメニューです。タンザニア全国各地で食されていますが、とくに南部のンジョンベ州に住むベナの人々は、これを代表的な民族料理だといって好んで食べます。マメはインゲンマメを使うの…
バナナのスープ。アフリカ最高峰のキリマンジャロ山の料理。キリマンジャロ出身者の都市への移動に伴って、 都市の食堂で提供される朝食の定番の一つになっています。
ガンダ人たちをはじめとしたバナナを主食に取り入れている人びとの家庭で食べられている料理です。今回紹介する料理方法は首都のカンパラの家庭でおこなわれているものです。マトケとはガンダ語でバナナのことですが、日本で一般的に生食…
一般的な家庭料理です。今回紹介する料理方法は首都のカンパラの家庭でおこなわれているものです。
カボチャを大きいものは4分の1、小さいものは半分に割って種とわたを取り除き、大鍋に皮を上にして並べ、少量の水を加えて、葉や鍋で蓋をしてゆっくり蒸す。
細かく刻んだンドレ(ンドレについての詳しい説明は末文参照)の葉っぱを,牛肉,鶏肉,エビや干し魚と一緒に,ピーナッツペーストで煮込んだもの。主食として,つけ合わせに茹でた(もしくは揚げた)プランテン・バナナがカメルーンでは…
川で釣り上げた小魚を水洗いして汚れを落とし、簡単に塩をして串に通します。焦がさないように注意しながら直火で炙り焼にします。
小麦粉を水と塩、サラダ油でこねて薄く延ばして焼いたもの。クレープともイナンとも一味違うタンザニアの代表的な小麦粉料理です。
タンガニイカ湖では毎日たくさんの魚が水揚げされます。湖畔に住む人々は浜辺でその日とれたばかりの魚を買ってきて、各家庭で消費します。この地域で、魚とは別の特産があるのですが、それがマウェッセと呼ばれるヤシ油から作るオレンジ…
アフリカの食は、その地域の自然、歴史や文化に根差しています。
温帯で暮らす日本の私たちにとって、熱帯や乾燥帯など多様な気候帯に分布するアフリカの動植物には、見慣れない珍しいものも沢山あります。また、人類が発祥してから古王国の建国、奴隷貿易や植民地支配を経て外部世界と交流してきたアフリカには、私たちからみて馴染み深い調理法もあれば、驚くほどシンプルな調理法もあります。
アフリックのメンバーは、アフリカの各地で長期間アフリカの人びとと寝食を共にした経験をもとに、彼らの日常からアフリカの今を伝えようと活動してきました。そうしたメンバーがこのHPで紹介するレシピからは、今、私たちと同じこの時代を生きるアフリカの人びとが、色鮮やかで手の込んだ料理を食べたり、あるいは、日々の生活で手に入る食材を活用したシンプルなものを食べたりしていることを感じていただけると思います。また、調理法とあわせて、メンバーが紹介しているメモを読んでいただくことで、ときに驚きを抱いたり、美味しそう!と感じたり、さらには、そこに住むアフリカの人びとの知識や生きることへの姿勢、価値観にも目を向けたりして頂けることとと思います。このHPをご覧になる方が、食という身近でわくわくするものを通して、アフリカの人びとの「豊か」で「多様」な生活のあり方を感じてくださることを願っています!