
料理名(日・英・現地語)
ゴメン(アムハラ語)
ハムリ(ティグライ語)
食されている国や地域
エチオピア、エリトリア
この料理って?
ゴメンは、エチオピアの青菜炒めにあたります。辛い食べ物の多いエチオピア料理の中で、ゴメンはあっさりしていて胃が疲れているときには最適の料理です。
材料
- 玉ねぎ小2個
- にんにく5~8片
- ゴメン1束(日本ではほうれん草、ケールなど青菜で代替可能)
- チリ小さじ2
- 塩少々
- 油少々
調理手順
1) 玉ねぎとニンニクひとかけをみじんぎりにして油で炒める。
(上記以外のにんにくはペースト状になるまで塩を加えて包丁でたたく)

2)ゴメンは、流水などできれいに洗い、ざく切りにする。


3)1)にゴメンを加えて、鍋に蓋をしてとろ火で蒸す。途中焦げ付かないようにかき混ぜる。


4) 塩で味付け。
5)ペースト状にしたニンニクと種を取って縦に二つに割り種を除いたチリを加えてかき混ぜる。



6)インジェラにのせて召し上がれ。(今回は他のワット(シチュー)と一緒に食す写真となります)

フィールドメモ
エチオピアに最初に行ったばかりのころは、辛くないゴメンが出てくるのをとても楽しみにしていました。わざわざ市場に新鮮なゴメンを買いに行かなくてはいけないし、洗うのに水もたくさん使うのでなかなか作ってもらえないこともありました。エッセイ・エチオピアの未来世代で書いた女の子がゴメンの作り方を教えてくれました。ゴメンはホウレンソウなどよりもっとしっかりした葉物なので炭火で調理しても長時間蒸らします。日本で調理する場合は調理時間や火加減を微調整してみてください。最後にチリを少し入れてちょっとだけピリッとさせると、途端にエチオピアっぽい料理になるポイントです。
紹介者:眞城 百華