チャパティ

料理名(日・英・現地語)

チャパティ(日本語)
chapati (スワヒリ語)

食されている国や地域

タンザニア

この料理って?

小麦粉を水と塩、サラダ油でこねて薄く延ばして焼いたもの。クレープともイナンとも一味違うタンザニアの代表的な小麦粉料理です。

材料(チャパティ 7~8枚分)

  • 小麦粉1kg
  • 少々
  • サラダ油20ml程度
  • 適量

調理手順

1) 小麦粉をふるいでよくふるっておく
2)(1)の小麦粉に水、塩、サラダ油を加えてパン生地程度のかたさに練る
3)(2)の生地を一枚分の大きさ(150~200gほど)にちぎって丸める
4) 丸めた生地を手で平べったく潰し、表面にサラダ油を薄く塗って再び練る
5) (4)を両側から引っ張って棒状に延ばし、渦巻状に丸める
6) (5)の生地を手で上から押さえて手のひら程度の大きさに平たく延ばす
7) 平らな丸い板の上に小麦粉をしき、6)の生地をめん棒で薄く延ばす
8) フライパンを熱し、サラダ油を薄く引いて7) を焼く
9) 表面に適宜サラダ油をスプーンで塗りながら、こんがりと焼色がつくまで焼く
10) 裏返して同様に、表面全体にサラダ油を軽く塗りながら焼色をつけて完成


①小麦粉に水、塩、サラダ油を加えてこねる


②一枚分の大きさにちぎる


③ちぎった生地を軽く延ばしながらサラダ油をなじませる


④棒状に細長く延ばして渦巻状にする


⑤めん棒で延ばし、サラダ油を加えながらフライパンで焼く


⑥完成したチャパティでチャイ

フィールドメモ

チャパティは主に午前中にチャイ※として人々に食される。都市部のローカルフード店、農村部の青空市場、村の小さな飲食店、各家庭、どこでも気軽に食されるタンザニアの代表的な軽食です。甘い紅茶とチャパティだけで軽くチャイとしてもいいし、昼食時に豆の煮物や焼魚などのおかずと一緒に食べることもあります。チャパティの大きさは飲食店や家庭によってさまざまですが、飲食店や露天で販売されているものは商売のためか薄くて大きさも小さいことがありますが、家庭では1枚でもお腹いっぱいになる、ボリューム満点のチャパティを作ることが多いです。

※チャイ:タンザニアの人々は朝起きてすぐ朝ごはんを食べる習慣がなく、職場や職場近くの屋台、食堂などで午前10時頃に紅茶と軽食を取る習慣がある。この食事のことをチャイと呼び、ここでは紅茶だけを指すのではなく、軽食も含めた食事全体をチャイと呼ぶ。

紹介者:藤本 麻里子

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。