干し肉、干し木の実、干しスイカ:保存するほどたくさんあるのなら…(ボツワナ)
丸山 淳子 照りつける太陽が、白い砂をじりじりと焼いている。ときおり吹く乾いた風が、黄ばんだ草をそよがす。カラハリ砂漠の長い乾季がやってきた。日中の暑さと乾燥に、私はうんざりして、木陰で休んでばかりだ。でもこの太陽と風こ…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
丸山 淳子 照りつける太陽が、白い砂をじりじりと焼いている。ときおり吹く乾いた風が、黄ばんだ草をそよがす。カラハリ砂漠の長い乾季がやってきた。日中の暑さと乾燥に、私はうんざりして、木陰で休んでばかりだ。でもこの太陽と風こ…
八塚 春名 タンザニア中央部の乾いた大地。ドドマ州には、ロの字型の土壁に、平たい屋根が載った家々が建ち並ぶ。ここに暮らすサンダウェという人たちの村では、平らな屋根の上でさまざまな食べ物が干され、保存されている。私が住みこ…
近藤 史 タンザニアの農村では、砂糖ほどではないけれど、食用油は貴重品だ。ベナ人の村の売店には、1リットルや3リットルのボトル入りの油も並べられているけれど、これを買いにくる客は滅多にいない。誰かにプレゼントする人や、ま…
織田雪世 「美人は3日で飽きる」という。ガーナでも同じよ、とアフィ姉さん。「だいたいね、男の人をつかまえておくのに必要なのは、顔じゃない、その胃袋をつかまえることなの。いい?男の人は、あなたのもとに帰ってくるんじゃないの…
大石高典 食べ物を煮るためには、土器や鉄器などの火に耐える器がなければならない。アフリカ熱帯林では、焼きもの、蒸しものをするには、クズウコン科植物の葉に肉や魚、昆虫などを入れて焚火に入れる包み焼きという便利な方法があるが…
村尾 るみこ ザンビアで搗く、といえば、主食のシマ(練粥)をつくるときに行われることが一番に思い浮かぶ。ザンビアのシマといえば、トウモロコシでつくるのが一般的だ。植民地期、植民地政府によって、都市部や国内の銅鉱山の労働者…
林 耕次 みなさんは、「アフリカの料理・調理」ときいて、何を想像されるだろうか? 私はこれまで、「アフリカの食文化」というテーマの講義で何度か大学の教壇に立ったが、講義の冒頭、何の情報も出さずに「アフリカの食文化」につい…
林 耕次 カメルーンの熱帯地域において主食や地酒の原料に用いられるキャッサバは,おかずにもなる。 定住した狩猟採集民バカ・ピグミーのことばで,この料理は“sia boma”とよばれる。sia は「削ったもの」,bomaは…