第109回アフリカ先生報告 (東京都三鷹市立第四小学校、2023年8月22日)

ティンガティンガ体験教室

井上真悠子

2023年8月、東京都の連雀学園三鷹市立第四小学校にて、「きらめき夏休みスペシャル」と題したティンガティンガ体験教室を開催しました。当日は17名の1~6年生と保護者2名の計19名が参加し、「タンザニア」はどこにあるどんな国か、「ティンガティンガ」とはどのような絵か、といった説明を聞いた後、各自でペンキを使ってティンガティンガの絵描き体験をしました。

タンザニアではティンガティンガを描く際には油性ペンキを使用しますが、今回は参加者の過半数が低学年だったこともあり、手についても落としやすい水性ペンキを使用しました。赤・青・黄・白・黒の五つの基本色を使って、自分たちで緑色や紫色、ピンク色などを作りながら、それぞれ個性的なカバの絵を完成させました。

水性ペンキは油性ペンキよりも乾きが速いため、細かい部分も手早く仕上げる必要がありましたが、当日はボランティアの方々のサポートもあり、低学年の子どもたちも自分たちの手で元気いっぱいのティンガティンガを描き上げることができました。

アフリックの活動としてはコロナ禍を経て約4年ぶりのティンガティンガ教室でしたが、タンザニアから送られてきたばかりの撮れたてティンガティンガ動画を見て現地の雰囲気を感じたり、自分の手でティンガティンガを描くことで、色彩をつくり出す面白さや、ティンガティガの生き生きとした鮮やかさを体感してもらえたのではないかと思います。