第110回アフリカ先生報告(くるみ敬愛保育園、2023年11月8日)

  髙村(井上)満衣

大阪府茨木市にあるくるみ敬愛保育園からご依頼をいただき、2023年11月8日にアフリック会員である村尾るみこさん、朴聖恩さん、また協力者の本郷俊さんと私、髙村の4人でアフリカについてお話をしてきました。園児たちが発表会・製作展にむけてライオンキングのお話を楽しんでいるとのことだったので、アフリカにいる動物、アフリカの暮らし、楽器と踊り、そしてあそびと4つのパートついて紹介しました。当日は5歳児クラスの24名、担任の先生、園長先生の合計26名に参加していただきました。

まずは、本郷さんによるアフリカの動物紹介でした。遠足で動物園に行ったばかりの園児たちは動物の話に大盛り上がりでした。日本ではなかなかみられない動物の名前も知っている園児がたくさんいて、私たちが驚きました。サバンナを舞台とするライオンキングに登場する「ラフィキ(マンドリル)」は、森林で集団行動する動物でした。ライオンキングでの姿とは異なるマンドリルの映像に園児たちは引き込まれていました。

つぎに、村尾さんにアフリカの暮らしのお話をしていただきました。アフリカの人々が住んでいる家をみて、園児たちは「三匹のこぶたの家だ!」「すぐこわれないの?」と、自分たちの家との違いを見つけてくれました。調理器具の実物を目の前にすると、興味はより高まり、「割れたらどうするのか」など多くの質問が飛び交っていました。

そして楽器と踊りの紹介を、朴さんが動画や実物の楽器を用いて紹介してくれました。日本で見る機会がほとんどないアフリカの踊りに園児たちは目が釘付けでした。動画と一緒に踊っている子もおり、楽しんでくれていました。実際に楽器を手にもってもらうと、順番に弾いて興味津々の様子でした。

最後に私があそびの紹介をさせていただきました。最初にタンザニアの子どもが遊ぶ手あそびを紹介し、園児たちも歌に合わせて、恥ずかしがりながらも身体を動かしてくれました。2人ペアでジャンプして回るゲームでは、担任の先生と一緒に実演しました。はじめてとは思えないほど、担任の先生は上手なジャンプを披露してくださいました。園児たちものみ込みが早く、各々2人組になって遊んでくれました。

4人のお話のあと、質問とアフリカの布、調理道具、楽器など自由に触ってもらう時間を設けました。「布は何に使うの?」という質問で、エプロンや服としての用途以外に、寝るときに使うと聞くや否や、ひとりが布の下に入ると、次から次へと子どもたちが入っていき、布一枚で大盛り上がりでした。おわりに園児のみなさんから歌のプレゼントをいただき、私たちまで元気をいっぱい受け取った時間となりました。私たちからはアフリカの動物たちの写真でつくるメダルセットをプレゼントしました。喜んでもらえたようでよかったです。