『カンガ・コレクション』 織本知英子=編
紹介:八塚 春名 タンザニアのギラギラ光る太陽の下、大胆な柄とカラフルな色調のカンガ布は、女性たちの黒い肌を抜群に引き立たせる。そんな布を腰に巻いた女性たちが闊歩するアフリカの町は、実に華やかだ。初めてタンザニアを訪れた…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
紹介:八塚 春名 タンザニアのギラギラ光る太陽の下、大胆な柄とカラフルな色調のカンガ布は、女性たちの黒い肌を抜群に引き立たせる。そんな布を腰に巻いた女性たちが闊歩するアフリカの町は、実に華やかだ。初めてタンザニアを訪れた…
空から降ってきたコーラの瓶を、カラハリ砂漠に暮らすブッシュマンがひろう——こんなシーンから始まる映画「ミラクル・ワールド ブッシュマン」は、遠い南部アフリカの狩猟採集民ブッシュマンを、たちまち有名にした。映画では、コーラ…
紹介:坂梨 健太 本書2冊は、1970年代から開始されたアフリカ熱帯雨林における日本の人類学研究の現時点での集大成です。日本にいても話題にあがる熱帯雨林破壊の問題、一方で森林保全を推進する先進国のNGO等の介入。そのよう…
紹介:服部 志帆 本書は、カメルーン東南部に暮らす狩猟採集民バカ・ピグミーの子どもたちのところへ弟子入りして、遊びや狩猟採集など日常生活をともにした人類学者の一年半にわたる出会いの記録である。親が子どもを積極的に教育や訓…
紹介:服部志帆 「半分のぼった黄色い太陽」は、1960年代後半ナイジェリア東部でイボ族が新しく建国を目指したビアフラの国旗の模様である。この国旗のもと、150万人以上のイボ族が、独立を夢見ながら死んだといわれている。この…
紹介:丸山 淳子 ボツワナ。この国は、日本ではほとんどなじみがない。「ボツワナに行くの」「ああ、あの紛争があったところ?」「うーん、それはたぶんボスニア・・・」という会話を、私は何回したことか。ちなみにボツワナは、独立以…
紹介:黒崎 龍悟 『アクション別フィールドワーク入門』には,アフリック会員の5名が寄稿しています。 この本はフィールドワークの実際について紹介しています。研究成果を得るためにフィールドワークをおこなうには、透明人間のよう…
紹介:黒崎 龍悟 今や私たちの生活のなかで欠かすことのできない嗜好品のひとつがコーヒーである。日本にいながらにして、さまざまなブランド・価格のコーヒーを楽しむことができる。しかし、私たちは商品棚に並ぶまでにコーヒーがたど…
紹介:村尾 るみ子 アフリカの難民映画は、2006年大ヒットした「ホテル・ルワンダ」以降、日本でより親しまれるようになった。『ウォー・ダンス』もすでに全国各地で放映されており、アフリカの紛争と避難民を取り上げた、馴染みの…
アフリカが抱えている問題が解決されないのは、アフリカの政府や人びとに何か「欠けている」ものがあるからだという議論があります。例えばそこには、寛容な政治指導者や、合理的な行政組織、協調的な市民が「欠けている」とされます。し…
アフリカは野生動物の宝庫というイメージがある。著者は、アフリカの野生動物保護に関する研究をはじめて<夢に描いていたアフリカの大自然の光景と現実との落差に衝撃を受け><十数年を経て、この落差こそが、アフリカの野生動物保護の…
紹介:服部 志帆 この本は、カメルーンという国を平易な言葉使いでわかりやすく紹介した初めての本である。まず、カメルーンの地理や自然環境について説明がなされ、そのあと、町の暮らし、村の暮らし、海辺の暮らし、子供たちの暮らし…
紹介:近藤 史 アフリカの熱帯雨林を舞台に、ジャングルの奥深くを自在に行き来するゴリラのこどもと、自然の恵みにより添いながら村で暮らす人間の少年。 本書は、赤いぼうしをめぐって彼らの日常がたまさかに重なりあう、ある一日の…
紹介:岡本 雅博 日本人によるアフリカを舞台とした人類学的なフィールドワークは、今西錦司をリーダーとする「京都大学アフリカ類人猿学術調査隊」によって本格的な幕をあけた。この今西隊の人類班に参加し、1962年よりタンザニア…
紹介:岡本 雅博 1963年に富川盛道らがいるマンゴーラに合流した人類学者・和崎洋一は、バントゥ系農耕民の社会で調査を開始した。和崎は「草原の寺子屋」を開き、子どもたちに読み・書き・算数を教えながら、村人とのつきあいを深…
紹介:黒崎 龍悟 異なる文化に接するときに、大きく関心をひくもののひとつが「食」であることは、まず間違いないだろう。本書は朝日新聞の記者であった筆者が、現地での取材をもとに同新聞に連載していたコラムをまとめたものである。…
紹介:服部 志帆 「コンゴ川上流にあるテレ湖に、モケレ・ムベンベという恐竜が棲息している」。ピグミーの伝承に誘われてイギリス人の旅行記作家と、その友人であるアメリカ人の動物行動学者が、アフリカ熱帯雨林の奥地を旅する。 「…
紹介:大石 高典 バミレケは、カメルーンのどこに行っても、”守銭奴”のレッテルを貼られがちな商売の民である。野元美佐氏は、カメルーンの首都ヤウンデを舞台に徹底したフィールドワークを行い、露天商、タ…
紹介:岡本 雅博 「西アフリカのニューヨーク」とも呼ばれる大都市・アビジャンには、高層ビルもあればインターネットカフェだってある。この本は、コートジヴォワールの首都アビジャンに暮らした日本人女性による生活の記録である。都…
紹介:森下 敬子 キング・サニー・アデの音楽に魅せられた写真家の西アフリカ旅行記です。私がまだアフリカに興味も関心もなかった10代の頃、偶然手に取り、初めて読んだアフリカ本です。アフリカの雑然とした雰囲気や都会の喧騒、人…