西アフリカの髪結事情(ガーナ)
織田 雪世 美にかける情熱は、国境をとわない。幼いころ、母親の美容院通いにつき合わされて閉口した。なぜ何時間も費やしてパーマをかけるのだろう。でも、気がつけば自分もそれと同じことをしている。そして、はるか海をへだてた西ア…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
織田 雪世 美にかける情熱は、国境をとわない。幼いころ、母親の美容院通いにつき合わされて閉口した。なぜ何時間も費やしてパーマをかけるのだろう。でも、気がつけば自分もそれと同じことをしている。そして、はるか海をへだてた西ア…
織田 雪世 おしゃれな女性、にはみえなかった。ネグリジェか肌着のようなものを身にまとい、そのなかの胸は重く垂れて、けだるそうなお腹に続いている。薄めの髪はクリームがかった白色で、一部をまるで思いついたかのように三つ編みに…
藤本 麻里子 「なんであんたはネックレスもピアスも指輪もしないんだい?これは女性の証なのに。」 私にそう尋ねてきたのは、60代後半か70になろうかという、調査中にお世話になっている家の主人のお母さん。名前はワンプーゲ。孫…
岩井 雪乃 「美人」はもてる。そして、女の子はみんな「美人」になりたい。それは万国共通の願いだろう。では、アフリカの「美人」の条件とは何なのか?タンザニア、セレンゲティの村に滞在して間もないある日、私は男の子たちにきいて…
織田 雪世 ・・・誰が誰だか、ちっともわからん。 最初の悩みはそれだった。ガーナの首都アクラではじめた暮らし。誰の顔もみな同じにみえた。おかげで、名前と顔がちっとも一致しない。せめて髪型を目印におぼえようと…