『人と動物の人類学』 奥野克巳・山口未花子・近藤祉秋=編
紹介:目黒 紀夫 「アフリカ」と聞いてあなたはどんな言葉を連想しますか? 人によって答はちがってくるとは思いますが、そうしたなかにあっても、野生動物は比較的に多くの人が「たしかに、アフリカといえば野生動物だ」と思えるよう…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
紹介:目黒 紀夫 「アフリカ」と聞いてあなたはどんな言葉を連想しますか? 人によって答はちがってくるとは思いますが、そうしたなかにあっても、野生動物は比較的に多くの人が「たしかに、アフリカといえば野生動物だ」と思えるよう…
紹介:丸山 淳子 幼い甥っ子を抱き上げて、私に近寄ってきたコモチョは、ちょっと見ないうちにずいぶんおねえさんらしくなった。町で買ってきたばかりの短いスカートも、よく似合っている。でも、私にまとわりつきながら見せる笑顔は、…
紹介:服部 志帆 現在、アフリカ熱帯雨林に暮らす森の民ピグミーはこれまでに経験したことのないグローバリゼーションの荒波にもまれて伝統的な生活や文化を大きく変容させようとしている。本書は、カメルーンに暮らす狩猟採集民バカ(…
紹介:八塚 春名 タンザニアの中央部は、不安定な降雨や決して肥沃とはいえない砂質土壌を抱え、これまでに何度も飢饉に見舞われてきた歴史をもつ。そんな地域に暮らしてきたサンダウェという人々は、19世紀末まで狩猟採集を基盤とす…
紹介:織田 雪世 ガーナ南部地方の街を歩くと、ヘアサロンの数に驚かされる。あちこちに鮮やかな色のサロンがあり、美容師や見習が客の髪を結っている。美容師や客のほとんどは女性だ。サロンがここまで増えた背景には何があるのか、美…
紹介:松浦直毅 中部アフリカの熱帯雨林には、ピグミーと呼ばれる狩猟採集民が暮らしている。森と強く結びついた生活を送り、森に根ざした文化をもつかれらは、「森の民The Forest People」と称されてきた。しかしなが…
紹介:村尾 るみこ 世界レベルでの変動のなかで、アフリカの人びとや日本に住む私たちが岐路に立っている。日常のなかでそう実感しながら、今や将来を読み解こうと試みる人は大勢いるだろう。この本は、そうした多くの試みのなかの、ほ…
タンザニア南部高地、キファニャ村に暮らす農耕民ベナは、近年の市場経済化の動きを巧みに捉えながら、新たな農法を創出し、社会構造に改変を加えながら、経済的な自立と環境の循環的な利用を実現した。この本では、こうした在来農業の独…
紹介:溝内 克之 「アフリカの音楽」と聞いてどのようなものがイメージされるだろうか。おそらく太鼓などの伝統的な楽器によって弾きだされたリズムにのった音楽だろう。近頃、アフリカへの関心の高まりに伴って、日本でもジェンベなど…
空から降ってきたコーラの瓶を、カラハリ砂漠に暮らすブッシュマンがひろう——こんなシーンから始まる映画「ミラクル・ワールド ブッシュマン」は、遠い南部アフリカの狩猟採集民ブッシュマンを、たちまち有名にした。映画では、コーラ…
紹介:坂梨 健太 本書2冊は、1970年代から開始されたアフリカ熱帯雨林における日本の人類学研究の現時点での集大成です。日本にいても話題にあがる熱帯雨林破壊の問題、一方で森林保全を推進する先進国のNGO等の介入。そのよう…
紹介:黒崎 龍悟 『アクション別フィールドワーク入門』には,アフリック会員の5名が寄稿しています。 この本はフィールドワークの実際について紹介しています。研究成果を得るためにフィールドワークをおこなうには、透明人間のよう…
アフリカが抱えている問題が解決されないのは、アフリカの政府や人びとに何か「欠けている」ものがあるからだという議論があります。例えばそこには、寛容な政治指導者や、合理的な行政組織、協調的な市民が「欠けている」とされます。し…
アフリカは野生動物の宝庫というイメージがある。著者は、アフリカの野生動物保護に関する研究をはじめて<夢に描いていたアフリカの大自然の光景と現実との落差に衝撃を受け><十数年を経て、この落差こそが、アフリカの野生動物保護の…