
料理名(日・英・現地語)
トウジンビエのパンケーキ(日)
masa hatsi(ハウサ語)
食されている国や地域
ニジェール
この料理って?
少し発酵させたトウジンビエをつかってつくるパンケーキです。ほんのり酸味があり、ヤジと呼ばれるハウサの人びとの七味をつけて食べるとおいしいです。
材料5~6人分
- トウジンビエボウル一杯分程度
- 水5リットル程度
調理手順
1)トウジンビエを1~2晩のあいだ水に浸ける。
2)水からあげたトウジンビエを乾かし製粉する。
3)製粉したトウジンビエに水を少しずつ加えて溶く。
4)くぼみがつけられた鉄板に、できあがった生地を流し入れて焼く。

村の人びとは、村の女性からパンケーキを購入します。
5)ホットケーキと同様に、表面が泡でぶつぶつしてきたらひっくり返す。
6)反対の面も焼けたら完成。

ヤジと呼ばれるハウサの七味をつけて食べます。
フィールドメモ
ハウサ語で「マサ」は溶いて焼いたもの、「ハチ」はトウジンビエの意味で、「マサ・ハチ」はトウジンビエのパンケーキを指します。同じように「マサ」に「コイ(卵)」をつけて「マサ・コイ」というと、オムレツを意味します。ニジェールでは朝ごはんとして食べられており、人びとは町や村のパンケーキ売りの女性から購入します。私はこのパンケーキのほのかな酸味が大好きで、村で調査しているときは毎朝購入し、ハウサの七味ヤジをつけて食べていました。
紹介者:桐越 仁美