第3回アフリカ先生(2005年度兵庫県立西宮今津高校)報告

「環境教育公開講座2005 −人と自然の関係性を問う−」

アフリカ先生プロジェクトの第3回は、昨年に引き続き、兵庫県立西宮今津高校で開催されています。「環境教育公開講座」全12回のうち、第6回〜第9回と特別講義2回をアフリックのメンバー6名で担当しています。高校生と年齢も近く若い講師陣が、フィールドワークを通じて得た自らの経験を交えながら、アフリカが抱える諸問題について講義を行いました。講義のテーマと講師陣については以下の通りです。また併設で、写真展も行いました。写真展の様子と、生徒たちの感想はこちらからどうぞ> >

実施日程・テーマ・講師

●第1回 9月2日(金)

「オリエンテーション−これから私達が学び、考えること−」
森香、北村也寸志 (西宮今津高校教諭)

●第2回 9月6日(火) / 9月9日(金)

「資源利用と環境保護−鯨類およびアザラシ類の持続的利用をめざして−」
浜口 尚 (園田学園女子大学短期大学部助教授)

●第3回 9月13日(火) / 9月16日(金)

「ウミガメの産卵地で気づいた、自然と人間の『不適切』な関係」
松沢慶将 (日本ウミガメ協議会主任研究員)

●第4回 9月27日(火) / 9月30日(金)

「明石海峡で海苔を育てる−養殖という営みから考える人と海の関係−」
田村典江 (西宮今津高校13回生, 京都大学大学院農学研究科)

●第5回 10月4日(火) / 10月 7日(金)

「特別鳥獣保護区の潮干狩り −海は誰のものか−」
北村也寸志

●第6回 10月18日(火) / 10月21日(金)

「アフリカの自然と人を考える−タンザニアの半乾燥地域に暮らすサンダウェの生活−」
八塚春名 (アフリック・アフリカ会員)

●第7回 / 11月4日(金)

「木を植えて林を焼く−アフリカ・タンザニア農民の試み−」
近藤 史 (アフリック・アフリカ会員)

●第8回 11月8日(火) / 11月11日(金)

「アフリカの野生動物保護を考える−保護vs.狩猟、両者の言い分」
西伸子 (アフリック・アフリカ会員)

●第9回 11月15日(火) / 11月18日(金)

「森との共存を考える−カメルーン共和国、ピグミーの森から」
服部志帆 (アフリック・アフリカ会員)

●第10回 11月29日(火)

「総括 ~環境保護とグローバリズム〜」
松田素二 (京都大学大学院文学研究科教授)

●特別授業(1) 11月22日(火)

「ヘアサロンからみる都市のアフリカ女性」
織田雪世 (アフリック・アフリカ会員)

●特別授業(2) 11月25日(金)

「人類学・地域研究への招待」
岡本雅博(アフリック・アフリカ会員)

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。