第2回アフリカ先生(2004年度兵庫県立西宮今津高校)報告

「アフリカ先生」プロジェクトの第2回は、兵庫県立西宮今津高等学校でおこなわれました。今年度、西宮今津高等学校では、生物(I)B と生物(II)を選択する3年生約50名を対象として、外部講師による合同特別講義が企画されました。この特別講義は、「人間の生活と生態系」に関連して、「アフリカにおける人と自然」と「人と海」の二部構成となっています。

アフリック・アフリカでは、「アフリカにおける人と自然」全6回うちの第1回から第5回までに講師を派遣し、アフリカでのフィールドワークの経験を盛り込んだ講義を担当しました。また第6回では、アフリック・アフリカの会員ではありませんが松田素二さん(京都大学大学院文学研究科)に全体の総括をしていただきました。講義のテーマと担当した講師陣は以下のとおりとなっています。

実施日程・テーマ・講師

●第1回 2004年10月26日(火)

「氾濫原に生きる人々」
岡本雅博 (アフリック・アフリカ会員)

●第2回 2004年11月4日(木)

「バナナとヒトの関係史:バナナからみる文化の多様性」
丸尾 聡 (アフリック・アフリカ会員)

●第3回 2004年11月9日(火)

「タンザニアの高地に住む人々の暮らしと農業」
近藤 史 (アフリック・アフリカ会員)

●第4回 2004年11月11日(木)

「カラハリ砂漠のブッシュマン:“自然”とともに生き、そして“自然”に追いやられた人々」
丸山淳子 (アフリック・アフリカ会員)

●第5回 2004年11月16日(火)

「カメルーン、森の民ピグミーと自然保護計画」
服部志帆 (アフリック・アフリカ会員)

●第6回 2004年11月30日(火)

「まとめ—アフリカにおける人と自然」
松田素二 (京都大学大学院文学研究科教授)

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。