ミセケ村追い払い隊の視察:ゾウプロ訪問記③
西﨑伸子 岩井さんのゾウプロの活動は、アフリック・アフリカのこれまでの報告や岩井さんが執筆された論文・書籍等で知ることができました。しかし、実際に現場を見ることで、「知っているつもり」だったことがよく分かりました。今回の…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
西﨑伸子 岩井さんのゾウプロの活動は、アフリック・アフリカのこれまでの報告や岩井さんが執筆された論文・書籍等で知ることができました。しかし、実際に現場を見ることで、「知っているつもり」だったことがよく分かりました。今回の…
八塚 春名 「こんなに遠くてたいへんな道のりなのか」というのが、ロバンダ村に到着した最初の感想だったように記憶している。世界中の人びとが憧れる世界自然保護遺産セレンゲティ国立公園の真隣に位置するロバンダ村は、もっとアクセ…
岩井雪乃 2023年8月、アフリック・アフリカ会員6名(松浦代表、八塚副代表、西﨑さん、眞城さん、丸山さん、宮内さん)が「アフリカゾウと生きるプロジェクト」(略称ゾウプロ)の活動地を訪問してくれました!今月から、連載で訪…
岩井雪乃 2023年は、4-9月の半年間、セレンゲティのゾウプロ活動地に長期間滞在できました(職場から特別研究期間を取得)。例年は1-2週間の短期滞在で、8月の乾季に行くことが多く、すでに収穫が終わっています。多くのゾウ…
前回の髪結い・仕立て屋の試験から約2年半、毎年あるはずの試験がまったく開催されないので、見習い生もパトロンもやきもきしていましたが、今年8月にやっと試験が開催される告知がありました。どうも開催…
岩井雪乃 今日は曇っていて、月もなく真っ暗な夜だ。そこに15人の男たちが集まっている。彼らは、大岩(コピエ)の上に登り、セレンゲティ平原に向かって耳を澄ましている。普段はおしゃべり好きな彼らだが、今は誰も話さない。懐中電…
ソコニイルカプロジェクトでは、困難な立場にある女性に対して小規模の貸付を実施しています。元々の事業には入っていなかったこの事業を始めた背景には、暴力を受けた女性についての支援や、困難な状況にいる少女に対する…
藤本 麻里子 日本人の大多数は借金をとても敬遠し、人によっては忌み嫌います。実際に私も、借金はできるだけしたくないし、しないように生活することが重要だと日々考えています。とはいえ、車や住宅の購入といった大きな買い物をする…
岩井雪乃 コロナ禍で渡航できなかった2年半を経て、2022年8月に、ようやくゾウプロジェクトの活動地に行くことができました! 農業でつないだ村の生活 うれしいことに、私がお世話になっている人たちは元気に生活していました。…
10月、ソコニイルカ・プロジェクトのメンバー村津が現地NGOミドフィを訪ねました。訪問するといつも見習い生たちが歌を歌いながら水をくれ、踊りをみせてくれます。これをされるといかにもパトロンという気分になるの…
関野 文子 村のたまり場のベンチに座って、男性たちがおしゃべりをしている。膝の上や足元には赤ちゃんがいて、思い思いに遊んでいる。カメルーン熱帯雨林地域の集落で狩猟採集民バカの調査をしていると、よくみる光景である。女性た…
松隈俊佑 東アフリカの開発実践の現場に携わるようになって数年が経った。ケニアのマサイの村で修士論文執筆のための調査をしていたときには、まさか私自身が開発現場で仕事をすることになるとは想像していなかった。正直に言うと、想…
今年1月に卒業した見習い生2人が、仕立屋のアトリエを開きました。私たちNGOはパトロンに支払う見習いの費用と資格試験の受験料を支援してきました。しかし、自らのアトリエを開くには、場所代や内装費、機材費など初…
岩井雪乃 2021年度は、コロナ禍の影響で昨年に引き続き、私は現地に行くことができませんでした。パートナーNGO・SEDEREC(セデレック)のダミアンと連絡を取り合いながら活動を進めました。 ゾウ被害遺児への支援 ゾウ…
家庭内で暴力にさらされる女性は、ベナンにも多くいます。アラダ市の福祉センターによると、昨年は87人の女性たちが、配偶者などから暴力を振るわれて福祉センターに助けを求めたそうです。身体的なものだけが暴力とは限りません…
昨年4月より始めていた、経済的に困窮した状況にいる4人の女性への少額貸付についてお伝えします。結論からいうと、返済期間の延長はありましたが、4人の内3人が完済しました。1人完済できなかったのは、その女性が途…
今年1月、国家試験に合格した見習い生の卒業パーティーを行いました。試験を受けたのが昨年の4月、合格発表があったのが5月、それなのに、なぜこんなに時間がかかったかというと、国からの合格証書がなかなか送られず、…
岩井雪乃 2020年度は、コロナ禍の影響で、プロジェクト担当の岩井は現地に行くことができませんでしたが、パートナーNGO・SEDERECのダミアンが、村の人たちと協力して活動を進めてくれました。メッセージや電話で連絡を取…
ある日NGOのスタッフは近所で仕立屋を営む女性から相談を受けました。彼女は近親から性的暴力を受けて家に帰れない十七歳の少女を預かっていたのですが、その子に仕立屋か髪結いの職業訓練を受けさせてもらえないか、と…
これまで、少女たちへの職業訓練をおこなってきましたが、新たに経済的に困難な女性の収入向上を目指した少額貸付事業(マイクロファイナンス)を開始しました。 2021年4月下旬より、4名の女性に各5万CFA(…