企画展「 ”装う”アフリカ ―世界との交錯のなかで―」を共催します!(2019/6/1-7/20)
アフリカの人たちのオシャレやアートは,世界との交錯のなかで自由に花開いてきました。古代から交易・交流をとおしたヨーロッパやイスラーム世界とのつながりが,また近年では急速にすすむグローバル化の影響が,装いの端々に現れていま…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アフリカの人たちのオシャレやアートは,世界との交錯のなかで自由に花開いてきました。古代から交易・交流をとおしたヨーロッパやイスラーム世界とのつながりが,また近年では急速にすすむグローバル化の影響が,装いの端々に現れていま…
鈴木 郁乃 西アフリカのセネガルとガンビアで、「海外学術調査事情」の調査をおこなっている鈴木郁乃さんからのお便りです。 2004年11月20日(土) ゴレ島(セネガル) セネガルの首都ダカールから、船で20…
鈴木 郁乃 「あなた、夫はいるの?」、「あなたの夫は何の仕事をしているの?」。調査中に私に聞かれた質問は数多くあった中で、名前の次に頻繁に尋ねられたのはこうした結婚に関する質問でした。 私はエチオピア西南部に暮らすアリの…
黒崎 龍悟 国際協力に関心がある・かかわっているというと「立派ですね」などといわれることがある。一見、好意的にみえるこの意見は、世間の国際協力というものに対する偏ったイメージをあらわしている。 国際協力へのかかわり方やそ…
藤本 麻里子 「アフリカ人は目がいいんでしょ?」 これは、多くの日本人がアフリカの人々に関して信じていることではないだろうか。私がタンザニアに行く前にも、何人かの友人からそう尋ねられた。そのたびに「テレビでよく言ってるね…
溝内 克之 「あの〜、そのベンツというのもなんですので、私の車で、というわけにはいきませんか?」と新郎。 「だめだめだめ。ベンツじゃないとだめよ。」とママ・フジョー(「お騒がせママ」と訳せばよいのか)。 新郎とは何を隠そ…
大石 高典 2002年からカメルーンに通って、今年で7年目になる。私の調査地N村(カメルーン東南部、ムルンドゥ郡)周辺の住人であるバクエレ人もバカ人も、適齢期は男性では割礼(ベカ)を終えた15-6歳から、女性では初潮が終…
中川 宏治 私が青年海外協力隊として派遣されているメルー国立公園の教育部局では、小学校に環境教育の巡回指導を行っている。その巡回指導の目玉、野生生物の生態を取り上げたビデオ上映会は大変好評で、目を見開き、教室の前方にある…
服部 志帆 森で休憩中の少年Ambo それはきれいな薔薇いろで、 芥子つぶよりかちいさくて、 こぼれて土に落ちたとき、 ぱっと花火がはじけるように、 大きな花がひらくのよ。 もしも泪がこぼれるように、 こん…
安田章人 2008年12月12日にJICA青年研修で来日されていたアフリカ諸国の環境保全担当の若手官僚10名が研修の一環で京都大学に来られました。午前中は、アフリック会員でもある京都大学の山越先生がアフリカの環境保全に関…
森下 敬子 日本では、特段必要な物がなくてもぶらぶらとウィンドーショッピングに出かけるのが好きな私でも、エチオピアの市場に出かけるのはあまり好きではなかった。値札がついているわけではないので、まず値段交渉から始めなくては…
鈴木 郁乃 朝起きて外に出ると、お世話になっている家のお母さんが、土器の皿の上でケッツァ(トウモロコシ等の粉を水で溶いて作ったパンケーキ)を大量に焼いていた。家族が食べるにしては、どう見ても多すぎる量のケッツァをどうして…
丸山 淳子 好きだよ。愛してる。結婚しよう。男の子たちは、いとも簡単に、そんな言葉を投げかける。盛り場で、ビールを片手に、躍りながら、そうやって女の子たちを口説く青年を見て、大人たちは眉をひそめる。そして、私が盛り場で夜…
鈴木郁乃 「かわいそうに、ガブジャなんて食べているのかい!?」ガブジャとはエチオピア南西部に暮らすアリ人の言葉でタロイモを表す。アリの村に赴任していた学校の先生たちと話をしていた時に、「アリ人の家に住んで、何を食べている…
近藤 史 私がお世話になっている、タンザニア南部のンジョンベ県・ベナの人々の村には、とっても美味しい飲み物があります。それはポンベとウランジ。ポンベは、タンザニア全般で飲まれている穀物からつくった醸造酒で、コモンの名でも…
飯田 優美 ワインには華やかさと奥深さ(これを「おしゃれ」さとか「高級感」とか「難しさ」などと表現してもよいのだろうが)がある。これらは‘魔力’となって、ワインを時として非日常的な飲み物にする。 「10年ほ…
丸山 淳子 最近、長男のいたずらぶりが目に余る。いつかあの子は恐ろしい目にあうにちがいない。ひさしぶりにカラハリに戻ると、わたしがいつもお世話になる家のおかあさんは、彼の話ばかりしていた。このうちの長男、シークエは8歳に…
村尾 るみこ 中南部アフリカにある、ザンビア共和国西部にはアフリカで4番目の長さを誇るザンベジ川が流れている。ザンベジ川の流れは「ひとが歩くほどのスピード」と描写されるほど穏やかで、その河畔に住む人びとも穏やかな生活をお…
鈴木 郁乃 私が半年ほど居候させてもらっていた村は、エチオピア西南部の標高2000メートルほどの場所に位置しています。村に暮らす殆どの人々が農業で生計を立てている、アリ人です。 母と子 私がお世話になってい…