きのこの塩トウガラシ茹で

料理名(日・英・現地語)

uyoga(スワヒリ語)、boba(サンダウェ語)

食されている国や地域

タンザニア(ドドマ州)

この料理って?

サンダウェという人びとが暮らすタンザニア中央部では、雨季の始まりを告げる大雨が降った数日後、キノコの採集が始まる。キノコはどこでも採れるわけではなく、主にミオンボというマメ科の樹木が優占する林の付近で採れる。この料理は、サンダウェが「シシアンカ」と呼ぶキノコを、塩とトウガラシで茹でただけのシンプルな料理だが、旬を味わう滋味深い一品だ。

材料2人分

  • シシアンカあるだけ
  • 適量
  • トウガラシ(スワヒリ語でピリピリ・ムブジと呼ばれるもの)1個

調理手順

1)シシアンカを採集し、土がついた根元部分をそぎ落とす

採集したシシアンカ。
土のついた根元をそぎ落としてある。

2)  全体をさっと洗い、軽く水分を切る

さっと洗ったシシアンカ

3)シシアンカ、塩、トウガラシを鍋に入れて火にかける

ピリピリ・ムブジ

少しくたっとなってきたところ

4)シシアンカから出てくる水分が全部飛んだら出来上がり

できあがり

フィールドメモ

シシアンカは、雨季になると最初に出てくるキノコ。サンダウェはさまざまなキノコを食べるが、多くはトマトやタマネギと炒めておかずにしたり、乾燥させて保存したりする。そんななか、この食べ方をするのはシシアンカだけ。サンダウェはこの料理を主食に添えるおかずにはせず、単品で食べてしまう。これは、雨季の始めにだけ味わえる、ちょっと贅沢な食べ方なのだ。

ピリピリ・ムブジというトウガラシは、とても爽やかな香りと辛みで、キノコ の風味にとてもよく合う。ぜひ単品で、シンプルに、シシアンカ を楽しみたい。

紹介者:八塚春名