エッセイ集「アフリカをめぐる10の物語−食・遊・飲・話・祭・厠・恋・薬・夜・心」
アフリック・アフリカのメンバーがこれまでに書きためてきたエッセイをよりすぐって一冊の本にまとめました。エッセイ集第1弾です(2007年発行)。背表紙にアフリカの布(カンガ)をまとったオレンジ色の冊子。アフリカへの思いをこ…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
アフリック・アフリカのメンバーがこれまでに書きためてきたエッセイをよりすぐって一冊の本にまとめました。エッセイ集第1弾です(2007年発行)。背表紙にアフリカの布(カンガ)をまとったオレンジ色の冊子。アフリカへの思いをこ…
黒崎 龍悟 イカンガーといえばかの有名なタンザニア出身のマラソン選手である。しかし残念ながらタンザニア国内での知名度はそれほどでもない。世界に誇るイカンガーなら外国人との会話の中で話題にのぼってもよさそうなものだが、私の…
タンザニア
井上 真悠子 私の肌が白いからなのか?外国人はみんなお金持ちだと思われているのか?それとも、適正価格を知らないと思われているからなのか? 買い物をしようとして、適正価格以上の値段を言われるたびに、そんなことを考えてしまう…
タンザニア
松浦 志奈乃 タンザニア北東部の緑生い茂る山の上。週2回の定期市場はとてもにぎやかです。いろんな農作物、香辛料、魚、衣料品、雑貨。様々なものが売られ、売る人も買う人も山中から大勢集まってきます。鍋としてこの地域のみんなに…
タンザニア
八塚 春名 「日本では、いつもそんなに値切るの?」 ある日、久しぶりに町に出かけた私は、村から一緒に来た友人セメニと市場へ出かけた。村ではほとんど手に入らない大好きなマンゴーを手に取り、「まけて!でなければ、ひとつおまけ…
西 真如 数名の人間が一緒になって何かをはじめようというとき、昨日まで自分が生きてきた世の中に何かを付け加えたいという思いが、そこにはあるのだと思う。付け加えられたその何かは、それまでの世界を、ほんの少し違ったものにする…
タンザニア
岩井 雪乃 「セレンゲティの農村の人びとは、人生の中でたった1人になる時間はあるのだろうか?ないのではないか?」と思うほどに、彼らが1人でいることはない。家にいるときは大家族の誰かがいるし、水汲みや薪集め、畑仕事などの外…
カメルーン
服部 志帆 ヘッドライトに照らされて 土壁作りの私の小さな家を走り回るネズミくん 私に見つかっていることも気づかないで 右へ左へと大忙し それは朝ごはんのバナナ それはピグミー*さんにもらったパパイア それは子供たちにあ…
村尾 るみこ ザンビアのある村の夜8時ごろ、ちょうどどの家もごはんを食べ終わる時間になると、各家の炉のまわりにはその家の家族だけではなく、隣り合って住む親族や近所の者たちも集まってくる。彼らはたいてい「ちょっと遊びに来た…
タンザニア
井上 真悠子 「同居人に、『あなた、私のこと呪ったでしょ!』って言われたんだよ・・・」タンザニアの島嶼部・ザンジバルに滞在していたとき、友人の一人が憮然としながらつぶやいた。それが、私が初めて「呪う」というスワヒリ語を知…
タンザニア
藤本 麻里子 これは、2007年7月に調査中だった、タンザニア西部、キゴマ州のトングウェの人々が住む村で私が受けた忠告でした。私がトングウェ語について調査していた時でした。トングウェ語を熱心に教えてくれる一人の親切な老婆…
タンザニア
八塚 春名 私が始めてタンザニアに行った時、最初の3週間は、ダルエスサラームという大きな町にある大学の施設で寝泊まりしていた。その敷地内のすみには小さな家があり、そこには庭師の家族が住んでいた。小柄なババ(スワヒリ語で「…
エチオピア
山野 香織 エチオピアに滞在していると、一人でいる時間が断然少ない。いつも誰かと話をしていて、いつも誰かが隣にいる。体調を崩して一人で静かに眠っていたいときも、誰かが心配して様子を見に来たり、「コーヒーができたから起きて…
ザンビア
成澤 徳子 「ねぇ、ちょっとちょっと!またしても、お尻丸見え状態じゃない!!どうしよう〜!?」と、畑の向こうから足早に戻ってきて、トイレットペーパー片手に朝っぱらから大騒ぎ。そんな私のようすを、「もう気付いちゃった?やっ…
エチオピア
森下 敬子 私は首都のアジスアベバで調査をしていたので、地方に出かける機会はほとんどなかったが、お世話になっている家のお母さんが巡礼に出かけるというので、連れて行ってもらったことがある。エチオピアには2万以上のエチオピア…
タンザニア
岩井 雪乃 タンザニアでは、さまざまな制度の柔軟性が高く、担当者の一存でいくらでも変わる可能性があります。これは、悪くいえば「いいかげん」「不公平を生む」「汚職を招く」という負の側面といえますが、うまく活用できれば「自分…
ボツワナ
丸山 淳子 「あれは、いかがなものか」「どう考えても、ありえないな」口達者なおじいちゃん達が白熱している。「だいたい、すごく急いでいるときに、先客がいたらどうするんだ?」「そうだ、そうだ、そこにしかないんだぞ。ほかではで…
タンザニア
井上 真悠子 「何で他人が用を足したのと同じ場所で、しないといけないんだ」 以前、とあるアフリカ研究の先生が、調査地から知人を首都に連れてきたときに、ホテルでこんなことを言われたらしい。調査地では草原の適当な所で用を足す…
カメルーン
安田 章人 アフリカ中央部・カメルーン共和国北部。ここには比較的湿潤としたサバンナがひろがる。サバンナといえば野生動物を連想するように、ここにも様々な動物が生息している。そして、そこに住む人々も野生動物と密接な関係をもち…
カメルーン
服部 志帆 言葉の説明から始めさせてください。まずバカについてですが、バカはカメルーンの熱帯雨林に暮らす狩猟採集民です。バカは歌と踊りの民として知られており、彼らが奏でる美しい歌声と人間離れした踊りはこれまでに多くの人々…