砂土に生きるザンビア西部の人びと

村尾 るみこ

授業では「降雨はあるけど作物の生育に適さないくらい乾燥してしまう砂土」という環境に暮らす、ザンビア西部の人びとについて取り上げました。はじめに、深く堆積した砂土の存在とそこに広がる疎開林、紛争などに追われて移住してきた人びとの背景について簡単にふれました。村の生活については、学校に通う12歳の男の子、難民と結婚した17歳の女の子の一日、村人が生活の糧としているキャッサバについて紹介しました。最後に、村に出稼ぎにやってくる難民と村人との関わり、難民キャンプでの暮らしを説明した後、「難民とははたしてだれか」という疑問を投げかけてお話しを終了しました。質問では「キャッサバはおいしいの?」「都会の暮らしは?」「キャンプでどれくらいのものが配給されるの?」などについて触れられました。また、「17歳で結婚するんだ!」という驚きの声など、違う文化に暮らす同世代と自分との違いなどに対する感想などを頂きました。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。