第58回アフリカ先生報告(東京都板橋区立若木小学校) 「ウガンダ・カンパラのくらし」2011年5月30日(月)

大門碧

5年生74名のみなさんに、授業時間2コマ(計90分)をつかって、ウガンダの首都カンパラの話をしてきました。女性たちが主に晴れ着として使っているゴメスという民族衣装を生徒さんに実際に着てもらったり、料理用バナナ(マトケ)を蒸したり、牛肉のスープをつくる過程を写真と動画で紹介しました。授業の最後には、カンパラのニュー・ステップ小学校の子どもたちから日本の小学校の子どもたちへの質問を映像で見せて、若木小学校のみなさんにそれらの質問のこたえを書いてもらい、さらにむこうの小学校の子どもたちへの質問を考えて書いてもらいました。この書いてもらった質問用紙をもって、私がこの夏にカンパラの小学校をたずね、こたえをもらい、今年の2学期にそのこたえを若木小学校に持ち帰って紹介する予定にしています。「ゴメス」や「マトケ」といった言葉の音の響きを楽しんで口にする様子や、むこうの小学校の子供たちへの質問を考えながら「ガスがないらしいから、ゲームなんてないのかな〜」などと、これまで考えたことがなかったであろう場所を具体的に想像しようとしている姿が印象的でした。打ち合わせから準備、授業の監督役とご協力いただいた福田先生、福留先生、本当にありがとうございました。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。