「スポーツハンティングがもたらす住民への影響ーカメルーン北部を事例に」
(2008年11月27日)
11月27日、西宮今津高校でアフリカ先生をおこなってきました。
内容は、カメルーン北部におけるスポーツハンティングが住民に与える影響です。冒頭は、「保全」と「保存」という自然保護における思想の違いを説明し、スポーツハンティングという保全を前提とした観光活動と自然保護政策が結びついていることから始めました。それから、そのような活動と政策が住民に与える影響を説明し、最後に「スポーツハンティングは大きな観光収入を生み出すが、住民の生活に悪影響も与えている。どうしましょう?」と質問を投げかけ、授業を終えました。
基本的には去年と同じスタイルで授業を進めました。パワーポイントで説明し、キーワードを虫食いにしたプリントとモノ(罠とバッファローのしっぽ)で生徒たちの関心と興味を集めようとしました。とはいえ、質問はあまりなく、なかなか学問的関心を引き出すのは難しかったです。スポーツハンティングという、日本ではなじみの薄いトピックなので、今後は生徒さんたちにもう少し食いついてもらえるように、内容とスタイルをアレンジしたいと思います。