第20回アフリカ先生(大津市立真野小学校)報告

服部志帆・八塚春名

2007年2月28日、滋賀県大津市立真野小学校の若草学級に所属する4名の生徒さんを対象にアフリカ先生を行いました。若草学級の担任である森田先生とともに、会員の八塚、服部、そしてこの企画に関心を持ってくださった井上さん(京都大学大学院ASAFAS院生、この企画を通してアフリックに関心を持ち、その後入会してくださいました)が実施しました。まず、教室にアフリカの写真パネルやアルバム、フィールドから持ち帰った道具類や絵画などを並べ、生徒さんたちにアフリカの布、カンガを着てもらいました。その後、アフリカの森の民ピグミーの音楽を聞きながらピグミーの映像を観て、イメージをふくらませてもらいました。生徒さんは、私たちが持っていった「モノ」について積極的に質問してくれ、あっという間に時間が過ぎました。また、生徒さんのうちの一人が得意の「ソーラン節」を踊ってくれるというエピソードもありました。

体育館で太鼓に合わせて踊る子供たち

 お昼休みは、太鼓たたきの達野さんと長沢さん(北白川のオーガニックレストラン、VILLAGEの店長さんと店員さん)が体育館で太鼓をたたき、小学生たちが飛んだり跳ねたりと自由に踊りました。女の子たちや元気のいい男の子たちはカンガを身にまとい、勢いよく踊ってくれました。体育館のなかに小さな踊りの輪が出来始め、それが少しずつ大きくなっていく様子がおもしろかったです。

障子紙にアフリカを表現する生徒さんと会員

 体育館で踊った後は、再び教室に戻りました。大きな障子紙にアフリカを表現してもらいました。絵の具や大筆、クレヨンや色鉛筆を使って、色とりどりの世界が出来上がりました。普段は水を嫌い絵の具は使わないという生徒さんの一人が、この日は絵の具を使ってくれました。数時間という短い時間だったけど、生徒さんにはどのようにアフリカがうつったのでしょうか?とても楽しそうにしている生徒さんを見ていると、アフリカのポテンシャルを感じました。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。