第16回アフリカ先生(福島市中央学習センター)報告

西崎伸子

福島市の中央学習センターにおいて11月13日に「アフリカの国立公園と野生動物保護の現状」,11月27日に「エチオピアにおけるカフェ文化〜コーヒー・セレモニーを体験しよう」をおこなった。これは中央学習センターが主催する市民大学講座・国際理解㈿・10回シリーズの内2回分に相当する。参加者は25名ほどで大半がシリーズを通して参加している。

一回目はアフリカにおける野生動物の保護の現状を説明した。最初はスポーツ・ハンティングの現状についてビデオを視聴してもらい,「住民参加」の視点を加えることによってどのような解釈ができるのかを説明した。二回目は最初にエチオピアにおけるコーヒーが日常生活に欠かせないものであることを説明し,次にコーヒー・セレモニーを実演した。「お茶菓子」にポップコーンも用意した。コーヒーを焙煎したきの香りや乳香の香りが会場に漂い,会場からは「いい香りだ」という反応をいただいた。 エチオピアではコーヒーに塩を入れることを説明したときに「いったいどんな味ですか」という質問があった。岩塩を用意したが試される参加者はいなかった。

いずれの回も参加者から多数の質問や意見をいただいた。アフリカへの関心は想像以上に高く,講演ではとくにふれていなかった「民族間紛争」に関する質問もあった。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。