アフリカ農村の暮らしに見る食と環境のつながり
福岡県宗像市の男女共同参画センターからお話をいただき、2015年1月29日に宗像市在住の市民の方々にアフリカ(とくにタンザニア)農村の食文化や、環境を持続的に利用する人々の知恵などについて話題を提供しました。また、話の最後では近年のアフリカを取り巻く世界的な動きのなかで農村がどのような変化を遂げているのか、どのような課題を抱えているかについて触れるとともに、アフリカと日本の農山村の抱える課題には共通する点があること、私たちもアフリカ農村から学ぶことがあるということもお話しました。
15名の方が2時間にわたる講義に参加してくださいました。例えばエチオピアのエンセーテについて触れると「日本には輸出されていないのですか」などの質問も出て、いろいろ興味を持っていただけたようでした。近々、息子さんが青年海外協力隊員としてザンビアに行くという方がアフリカの実際を知りたいと言って参加されていたのが印象的でした。
終了後のアンケートでは、複数の方々が今後もいろいろとアフリカについて知りたいということを書かれていて、本講座がアフリカのことを知ってもらう良いきっかけになれたのではないかと思います。ご自身の経験をもとに日本の農山村の抱える課題とアフリカの抱える課題との共通性を指摘する方もいて、報告者にとっても学ぶことの多い講座でした。