第94回アフリカ先生報告 講座「アフリカの今~1年後のTICADに向けて~」(TICAD市民社会フォーラム主催、2018年2月4日)

丸山 淳子

JICA横浜で開催された「よこはま国際フォーラム」にて、TICAD市民社会フォーラムによる講座「アフリカの今~1年後のTICADに向けて~」が企画されました。「カラハリ砂漠の子育てに学ぶ」と題した講演の機会をいただき、ブッシュマンの子育てを中心としながら、開発政策のもと変わりゆく生活のなかで子どもがどのように育ち、そこに大人がどのようにかかわっているのかをお話ししました。この講座は、アフリカ開発会議(TICADVII)で焦点があたりやすい外交やビジネスの相手としてのアフリカに限ることなく、アフリカの人々の生活や文化、考え方などを広く学び、そこから日本とアフリカの関係を改めて考えてくことを趣旨としていました。実際に、集まった受講者の皆さんは、アフリカの多様な側面を学びたいという方々で、その熱意が伝わってくるような会でした。講演の後には、多くの質問やコメントを寄せていただき、「アフリカから学ぶ」という姿勢に共感してくださったり、アフリカを出身とする参加者の方から「故郷が懐かしくなりました」と声をかけていただいたりしたのは嬉しいことでした。 また私の講演に続いて、コートジボワール出身のパーカショニスト、オズワルド・コアメさんによる音楽ワークショップも催され、私自身もすっかり楽しませていただきました。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。