第21回アフリカ先生(京都府国際センター)報告

「西アフリカ乾燥地の衣食住」

石本雄大・入江晋也

2007年6月9日、京都駅伊勢丹9階の京都府国際センターで連続講座「アフリカ文化理解講座」においてアフリカ先生(タイトル:「西アフリカ乾燥地の衣食住」)を実施しました。参加者は20名弱、20歳代〜60歳代の男女でした。

まず「西アフリカの乾燥地の特徴」について石本が紹介し、その後「衣」「食」「住」の各テーマごとに石本が半乾燥地サヘル地域について、入江が乾燥地サハラ砂漠について交互に話しました

「西アフリカ乾燥地の特徴」は熱帯雨林、サバンナ、草原、砂漠の写真を植生に注目しながら紹介しました。ギニア湾沿岸の熱帯雨林からサハラ砂漠まで北上するような順に写真を見てもらうことで、植生の変化(減少していく様子)を体験してもらいました。

「衣」=装いということで、服装だけでなく、髪型、メークなど、さまざまなおしゃれについて紹介しました。話をしたあとに、参加者の方に、服を着てもらい、ターバンを巻いてもらいました。

「食」は料理をまず見てもらい、その食材や調理法を紹介しました。途中、料理を食べるときに使うスプーンに触れてもらいました。また、重要な嗜好品であるお茶を準備していたので、参加者全員に味見してもらいました。

今回は、体験してもらうということを重視し、様々なモノに触れてもらう時間を多くとりました。それにともない、多岐にわたる質問をしていただいたのですが、人により抱く興味・関心が大きく異なることを実感しました。多くの方々にお話しする際の、テーマ設定の難しさを感じました。

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。