アフリカの野生動物保護を考える-保護vs.狩猟、両者の言い分- 生徒たちの感想

生徒A
アフリカのビデオを見て私は両方の言っていることもわかりました。密猟者も生活がかかっていて、せざる得ない人も中にはいると思うし、だからといって安易に殺していいとは思わないので、複雑です。ただ象牙だけをとって残りを捨てるのは絶対にダメだと思います。どうにかして両者が平行な立場でいられるような方法が見つかるといいです。あと白人のハンターなどが自分の個人的に剥製をコレクションにしたりするのはどうかと思いました。

生徒B
今はモノ・金時代になってしまったので、このような問題が起こってしまったんだと思う。今の日本は豊かであると言われているけど、本当にそうなのかと思う。昔なら山に入ってタケノコやまつたけが取れたらしいが、今では山も人のものになって、なんでもお金が必要になってしまった。これは貧しくなっているのではないかと思う。この地域も、それにまきこまれたから仕方ない。

生徒C
私は今まで国立公園というのは動物を自然のままで生かしておくためのとても良い、敵はハンターぐらいの平和な所という印象がすごく強くて、今回の授業のビデオを見て、けっこう衝撃でした。まず最初に柵がないことに驚き、納得して、次に象牙のためだけに殺された象の死体を見て悲しんで、そして動物をとったその土地に住んでいる村の人で、狩猟をして逮捕されようとしていた人を見て複雑な気分になりました。・・・・次に象牙のためだけに死んだ象を見て考えたのですが、牙って象にとってどれほど大切なものなのでしょうか。象を殺さないで、象牙だけをとるのを許可することはできないのでしょうか。(それは自然界の中で負けやすくするからダメなのかな?)というかそもそも、こうなった原因をすべて西洋人のせいにするのにかなり不公平な気がする(いろんな意味で)。・・・・・・。

生徒D
・・・・・・密猟者の言い分がすごくわかるし、どこの国でも政府は国のためにしか考えていなく、もともとその土地に住んでいる人たちのことを無視するとか聞くと、密猟者が出てきても仕方のないことだと思った。・・・・・・・・でも、密猟者が正しいとは決して思わなくなったが、密猟者も家族をやしなっていく為、生活が苦しいのを少しでも楽にしよっと(原文のまま)必死なのは、ビデオからすごく伝わってきた。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。