第45回アフリカ先生報告(同志社中学校かるちゃんぷる部)

藤本 麻里子

2010年6月15日(火)、同志社中学校かるちゃんぷる部にてアフリカ先生を行ないました。今回は放課後に行なわれているクラブ活動でのアフリカ先生となりました。同志社中学校かるちゃんぷる部でのアフリカ先生は2回目でしたが、今回のテーマは「スワヒリ語ってどんな言葉?カンガってどんなもの?」でした。かるちゃんぷる部の生徒さん15名とクラブの先生2名の17名が参加してくれました。

映像を見ながらカンガを実際巻いてみる生徒さんたち

最初にスワヒリ語が話されている地域や、主にタンザニア国内でのスワヒリ語の位置づけなどを解説しました。その後、スワヒリ語での簡単な挨拶の練習をしました。そして、今回のメインテーマであるカンガについてお話しました。東アフリカで女性が腰巻にしたり、赤ちゃんをおんぶしたり、頭に巻いたり、様々な用途で使われるカンガ。このカンガに書かれたスワヒリ語でのメッセージ、カンガセイイングをいくつか紹介した後、実際にみんなでカンガやキテンゲなどタンザニアの布を着てみました。色とりどりのカンガやキテンゲをスカートにしたり、上半身に巻いてみたりと、楽しく過ごしました。実際にカンガを巻いた女性たちが数多く映っている、タンザニア農村部での結婚式の映像を紹介し、現地の女性たちのカンガの着こなしや、色使いなどを見てもらいました。

みんなでカンガを着用して記念撮影した後、かるちゃんぷる部の皆さんが、前の週にフィンランド人の講師を招いていっしょに焼いた、手作りのオートミールクッキーをご馳走になりながら、カンガについて、あるいはタンザニアの人々や生活について質問を受けたり、今回のアフリカ先生の感想を言ってもらったりしました。「スワヒリ語を知ることができてよかった」、あるいは「カンガを実際に着てみて楽しかった」、などと言っていただきました。かるちゃんぷる部では、世界各国の料理にチャレンジしたり、様々な国や地域の文化を学んだりという活動をされているそうです。これからも、アフリカの様々な地域や文化に興味を持ってもらえればと思います。

みんなでカンガを着て記念撮影

 

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。