ティンガティンガ体験教室(京都府国際センター)(2011年9月25日)

井上 真悠子

2011年9月25日、京都府国際センターにて「ティンガティンガ体験教室」を開催しました。講師にはタンザニア人ティンガティンガ画家のマイケル・レヘムさんをお迎えしました。当日は20代から70代まで計22名の方にご参加いただき、マイケル先生のお手本を参考にしながら、カラフルな下地を塗った板に、各自で鳥やヒョウ、ガゼルなどの動物を描いていただきました。

「細い線を描こうとすると、手がプルプル震えて・・・」と、意外に細かな作業に苦労しながらも、皆さんとても楽しそうに描いておられました。ペンキを画材に、何度もドライヤーで乾かしながらの長時間の作業でしたが、皆さん初めてとは思えないくらい上手に仕上げられていました。

会場では簡単なスワヒリ語会話の資料を配布し、マイケル先生の出身地であるタンザニア南部ムトワラ州マサシ県の様子も映像で流していました。参加者の中には、マイケル先生とスワヒリ語で会話しようとチャレンジしておられた方や、タンザニアに行きたい!と興味を持ってくださった方も何人もおられました。テレビやインターネットでティンガティンガの絵を見たことをきっかけに本イベントにご参加いただいた方も多くおられましたが、実際にご自身の手を動かしてティンガティンガを描いていただいたことで、つくり手である画家さんたちやタンザニアの文化を、より身近に肌で感じていただけたのではないかなと思っています。

≪参加者の方々からいただいた感想≫

  • 楽しかった。色遣いが鮮やかで描いている間も楽しめた。
  • 難しかったが説明がわかりやすくなんとかできた。
  • 自分で選んだ絵が簡単すぎてちょっと物足りなかった。
  • 講師の方がとても丁寧で楽しかった。
  • 先生が楽しい方で時間も作業もうまく考えられていたと感じました。
  • 一通り描けるようになってよかった。
  • わかりやすい指導と実際にスワヒリ語を使う先生や現地の映像などにより、タンザニアに対する興味がますます深まったよい機会だった。
  • 各工程のプリントはわかりやすくてよかった。
  • 先生が良いタイミングで来てくれたのでやりやすかった。
  • 十分に作品を完成させられる時間が設定されていてよかった。
  • ペンキを使って絵を描いたことがなく、異文化に触れられる気がして楽しかった。

ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました!

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。