アフリカンフェスタ2010(2010年6月12、13日)

目黒 紀夫

6月12日(土)と13日(日)に横浜赤レンガ倉庫イベント広場及び赤レンガ倉庫1号館1階で開催されたアフリカン・フェスタ2010に、アフリックも参加してきました。天気予報では日曜に雨が降るかもしれないといわれていましたが二日とも雨は降らず、土曜日などは夏のような暑さの中でのフェスタとなりました。そのせいもあって、今年の来場者は実に21万人に達したそうです。

アフリックは毎年、メンバーが自分のフィールドで購入してきたアフリカ・ グッズを販売してはファンド・レイジングを行ってきましたが、今年は例年通り の物品販売に加えてNGO活動報告コーナーにも参加してきました。

今年は絵(ティンガ・ティンガなど)と布(カンガなど)を中心に、小物は 種類と数を絞って販売することにしたのですが、特にディスプレイを一新して 商品展示の机を前面にまで押し出した二日目には、多くの来場者の方々が ティンガ・ティンガの色鮮やかさに目を奪われては足を止めてくださり、 そして多くの方が絵を購入してくださいました。 また、今回はじめて販売した商品に紙ビーズのネックレス(ウガンダにて購入)が あったのですが、これが初日で売り切れたかと思えば、去年はまったく売れずに いたオバマ大統領のカンガ(大統領の故郷ケニアにて購入)が今年は2枚も売れたりと、 予想外な展開もいろいろあったりして楽しい二日間でした。 とはいえ、ブースではアフリック・メンバーが活動する各地域の写真アルバムに 加えてエッセイ集も展示・販売していたのですが、多くの来場者の方がこれらの 写真に興味を持ってくれたのが個人的にはとても嬉しかったです。

また、今回が初参加となった活動報告コーナーでは、15名ほどの聴衆を相手に アフリックの団体説明(担当:目黒)とセレプロ(セレンゲティ・人と動物 プロジェクト、担当:岩井)およびエッセイ集『アフリカで育つ』(担当:井上・ 織田)について話をしてきました。 活動報告は全部で24席ほどのテントでこぢんまりと行われていましたが、 人の往来が激しいブースに比べてゆっくり落ち着いて話をすることができましたし、 エッセイ集の現物を見せながら話をしたところ終了時までに4冊が売れました。

今年はアフリック・メンバー6人に加えて学生ボランティア4人の合計10人が、 交代しながらブースにて来場者に対応しました。 ブースのディスプレイや活動報告会など、去年までの経験を踏まえて改善できた点が いろいろとありましたが、その一方で、もっともっと個々のメンバーの体験を発信 できるように工夫したいという声が今年参加したメンバーから出てきました。 来年はまた、より「アフリックらしい」ブースを出展させたいと思っていますが、 何はともあれ、今年ご協力いただいたみなさま本当にありがとうございました。