第56回アフリカ先生報告(京都府国際センター) アフリカ理解講座「アフリカのママから学ぶ出産・子育て」

岩井雪乃・宮下遼子

2010年12月19日、京都府国際センターにて「アフリカのママから学ぶ出産・子育て」と題してセミナーを開催しました。タンザニアに小学生の娘2人を連れて行った岩井、セネガルで1年間子育てをした宮下に加えて、ケニアで出産した山根裕美さん(京都大学大学院)、カメルーンと日本の両方で出産子育てを経験した留学生のジョアン・タンカムさん(京都大学大学院)のお二人をゲストに迎え、4人の講師がアフリカと日本の出産子育て事情を比較しながらお話しました。

当日は、子育て真っ最中のお父さんお母さんたちにもご参加いただきたいと、会場内に子供たちが遊べる小さなスペースを設けました。赤ちゃんを抱っこしてあやしながら、ずっと立ったまま話を聞いてくださったお母さん、子供は勝手に遊ばせてメモを取りながら熱心に話を聞いてくださったお母さん、交代で子守りをしながら参加してくださったご夫婦など、多数の方々にご参加いただきました。

セミナー後のアンケートでは、「子育ての方法が一つでなく、自分で選べることに気づきました」「コミュニティの力というのが印象的でした。私自身もこれから子育てをする中で、頼ったり助けたりということが積極的にできたらいいと思います」という嬉しい感想もいただきました。お忙しい中参加くださったみなさん、ありがとうございました。

※このイベントは、京都府国際センター「平成22年度NPO等との協働文化理解事業」の支援を受けて実施しました。

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。