【報告】一般公開イベント「アフリカに出会おう!」+第112回 アフリカ先生(愛知県日進市・2024年2月10日)

松浦 直毅

報告者が所属する椙山女学園大学と愛知県日進市との連携事業にアフリックが協力するかたちで、2024年2月10日(土)に日進市民会館において、一般公開イベント「アフリカに出会おう!」が開催されました。展示コーナーでは、「アフリカの未来世代」シリーズの写真を中心に、アフリカ各地で撮った会員の写真のほか、パンフレットや出版物、各種の楽器を展示しました。楽器に実際にふれてみてもらえるようにしたところ、お子さんたちを中心に、「おもしろいかたちをしている」「どうやって鳴らすのか」などといいながら、みなさん手に取って楽しんでくださっていました。

「アフリカからみる子育て・若者・ジェンダー」と題した講演会には、一般市民や学生をふくむ20名弱が参加してくださり、大門碧会員がウガンダ、村津蘭会員がベナン、報告者がガボンでの経験をもとに、それぞれの視点から子育て・若者・ジェンダーとかかわる話題をお話しました。大門会員は、駐在するケニアからオンラインで登壇しましたが、聴衆のみなさんにとって、まさしく現地からの生の声を聴く貴重な機会となりました。村津会員は、「ソコニイルカプロジェクト」の紹介を中心に話をしましたが、なかなか聴く機会がないベナンの話にみなさん聞き入っていました。

講演会と並行しておこなったティンガティンガ教室では、井上真悠子会員が講師を務め、ティンガティンガについての解説を聞いていただくとともに、実際にティンガティンガを描く体験をしてもらいました。幼児、小学生、大学生、大人の方々まで、さまざまな世代の方々が参加して、思い思いに楽しんでくれていました。なかには、「以前からティンガティンガに興味があり、見てみたいと思っていた。体験できるとは感激」といって参加してくださった方もおり、たいへん好評でした。

今年(2024年)はアフリック20周年となる年で、20周年記念事業の第1弾としても位置づけられるイベントでしたが、アフリックがもつ多様な素材を存分に生かした各種の企画を楽しんでいただくことができ、私たち自身も楽しく実施することができて、とても良い機会になりました。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

写真1. 展示のようす

写真2. 講演会のようす