村の肉屋さん
「今日は新鮮なお肉があるよ?」。日曜マーケットの日は肉屋さんも大忙し。遠方の村からも新鮮なヤギのお肉を求めてお客さんがやって来る。肉は青トウガラシのソースをつけて、インジェラというパンで巻いて食べる。生肉でも焼肉でもどち…
NPO法人「アフリック・アフリカ」のホームページです
「今日は新鮮なお肉があるよ?」。日曜マーケットの日は肉屋さんも大忙し。遠方の村からも新鮮なヤギのお肉を求めてお客さんがやって来る。肉は青トウガラシのソースをつけて、インジェラというパンで巻いて食べる。生肉でも焼肉でもどち…
TNnetにおけるアフリックの活動や、関連するエッセイをまとめています。 「第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に参加して」岩井雪乃(2008年7月) エッセイ「私達は“レフジー”だ―平和の定着をみつめる人びとの主…
岩井 雪乃 2008年5月28-30日、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が横浜で開催されました。 日本は世界で第5位のODAを拠出しており、アフリカに対して影響力を持つ国です。この日本のODAを、アフリカの困難…
井上 真悠子 「同居人に、『あなた、私のこと呪ったでしょ!』って言われたんだよ・・・」タンザニアの島嶼部・ザンジバルに滞在していたとき、友人の一人が憮然としながらつぶやいた。それが、私が初めて「呪う」というスワヒリ語を知…
タンザニア西部のタンガニイカ湖ではダガーと呼ばれる小魚の漁が盛んです。カラバイというプレッシャーランプの漁火で夜に漁が行なわれます。昼間にしっかりお手入れをして、夜にはまたカラバイを灯して漁に出ます。カラバイはダガー漁の…
藤本 麻里子 これは、2007年7月に調査中だった、タンザニア西部、キゴマ州のトングウェの人々が住む村で私が受けた忠告でした。私がトングウェ語について調査していた時でした。トングウェ語を熱心に教えてくれる一人の親切な老婆…
八塚 春名 私が始めてタンザニアに行った時、最初の3週間は、ダルエスサラームという大きな町にある大学の施設で寝泊まりしていた。その敷地内のすみには小さな家があり、そこには庭師の家族が住んでいた。小柄なババ(スワヒリ語で「…
山野 香織 エチオピアに滞在していると、一人でいる時間が断然少ない。いつも誰かと話をしていて、いつも誰かが隣にいる。体調を崩して一人で静かに眠っていたいときも、誰かが心配して様子を見に来たり、「コーヒーができたから起きて…
タンザニア東海岸部では、3月後半あたりから大雨期に入ります。雨期になると土砂降りの雨が狂ったように降り、雨がやんだ後には時々、湿った空気とともに虹が立ちのぼります。飛行機が出発しようとした瞬間、ザンジバル国際空港にも、虹…
成澤 徳子 「ねぇ、ちょっとちょっと!またしても、お尻丸見え状態じゃない!!どうしよう〜!?」と、畑の向こうから足早に戻ってきて、トイレットペーパー片手に朝っぱらから大騒ぎ。そんな私のようすを、「もう気付いちゃった?やっ…
村尾 るみこ アフリカでは近年、紛争で「難民」となった人びとの滞在が長期化し問題として取り上げられるようになって久しいが、紛争国周辺で滞在が長期化するのは、どうやら「難民」だけではないらしい。 私が滞在したことのあるザン…
森下 敬子 私は首都のアジスアベバで調査をしていたので、地方に出かける機会はほとんどなかったが、お世話になっている家のお母さんが巡礼に出かけるというので、連れて行ってもらったことがある。エチオピアには2万以上のエチオピア…
ザンビアの市場で、女の子が、ボウルにキャッサバというイモの加工品を盛って販売していた。購入した人びとは、これを熱湯に入れて練粥をつくり、野菜や肉のスープと食べる。アジアではタピオカの原料として親しまれるキャッサバは、ザン…
丸山 淳子 「あれは、いかがなものか」「どう考えても、ありえないな」口達者なおじいちゃん達が白熱している。「だいたい、すごく急いでいるときに、先客がいたらどうするんだ?」「そうだ、そうだ、そこにしかないんだぞ。ほかではで…
井上 真悠子 「何で他人が用を足したのと同じ場所で、しないといけないんだ」 以前、とあるアフリカ研究の先生が、調査地から知人を首都に連れてきたときに、ホテルでこんなことを言われたらしい。調査地では草原の適当な所で用を足す…
カメルーンの熱帯雨林に暮らす狩猟採集民バカ・ピグミーは、森の動植物についてとても豊富な知識を持っています。お父さんやお母さんに知識を教わったり、ときには自分で植物を観察して覚えたり、子供のころから熱心です。 撮影場所 カ…
井上 真悠子 午前4時に、枕元の携帯電話が鳴る。二秒ほど呼び出し音が鳴った後、プツリと切れた。着信履歴を見てみると、「+255・・・」。タンザニアの国番号だ。日本の午前4時は、6時間遅れの時差があるタンザニアでは夜の10…
村尾 るみこ 「あなたの滞在する村のように、少ないおかずで暮らす人たちは、この辺りにとてもたくさんいるわ」 ザンビアのS町という、小さな田舎町に住む女性Lさんは、そう話し始めた。 Lさんは、現在、非常に小規模なローカルN…
水汲みにも段階があります。女の子たちは家の手伝いに熱心ですが、男の子は日が暮れるまで逃げ回っているようです。 撮影場所 タンザニア連合共和国 撮影年 2006年 撮影者 黒崎 龍悟
八塚 春名 電話を使うのは難しい。この小さな機械から、なぜ、どうして、遠くにいる息子の声が聞こえるのか。そもそも電話がなったらどうしたらいいのか。それまで電話を見たことがなかった村の人たちにとって、携帯電話はとにかく難し…