トゥッパメ

料理名(日・英・現地語)

トゥッパメ(日)
Cowpea dumpling(英)
Tuppame(ハウサ語)

食されている国や地域

ニジェール、ガーナ

この料理って?

ササゲの粉を水に溶きゆでたものです。ニジェールではスプーンで団子状にして、ガーナでは葉や紙でくるんでからゆでます。モチモチとした食感は日本人好み。ちょっと辛めのソースなどにつけて食べます。

材料(3~4人分)

  • ササゲ粉300g
  • 適量

調理手順

1) ササゲの粉を水に溶く(かなりトロトロな状態でOK)。

2) 鍋に湯を沸かしておく。

3) 濡らした紙、または大きめの葉で包んで、すぐに沸騰した湯に入れる。

濡らした紙に生地をのせて、二つ折りにして鍋へ。

4) 5分ほどゆでた後、湯から上げて紙をとり、完成。

3~5分ほどゆでて出来上がり。


トウガラシと塩を効かせた辛めのソースに良く合います。


子供のおやつにも最適。子どもたちは、親の目を盗んでつまみ食いしちゃうほど大好きです。

フィールドメモ

ハウサの人びとは西アフリカ地域で商人として有名な人びとで、西アフリカ各国の都市などに広く居住しています。ハウサ語は西アフリカ各地で耳にしますが、ハウサの食べ物も各地に広がっているようです。

ガーナで調査しているときに出会ったトゥッパメは、グルンシなどのガーナ北部の人びとにもハウサ語のトゥッパメという名称で親しまれています。ガーナ北部の人たちに聞いてみると「トゥッパメっていうのはハウサ語だよ。自分たちの言葉でも名前はあるけど、トゥッパメって呼ぶことの方が多いかな」とのこと。

ガーナで何度か食べさせてもらいましたが、ニジェールで一度だけ口にしたトゥッパメの味を思い出しました。西アフリカの民族の交流が感じられる食べ物のひとつです。

ABOUTこの記事をかいた人

日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。