第77回アフリカ先生報告 「静岡県立三島北高校・写真展と異文化理解講座」

松浦 直毅

2013年11月下旬より約1ヶ月間、静岡県立三島北高校において、アフリカの食に関する写真とレシピの展示をおこないました。また12月18日(水)には、異文化理解講座「アフリカを知ろう!」と題する講演会を、同校国際交流室で開催しました。ふだんから国際交流や異文化理解に関する活動を推進している10名の生徒さんが参加してくださいました。

アフリカの基礎的な情報を確認するところからはじまり、フィールドワークのこと、私が調査をしているアフリカ熱帯雨林の狩猟採集民のこと、野生動物保全や開発のことなどを解説し、最後に高校生に伝えたいメッセージについて話しました。質疑応答の時間には多くの積極的な発言があり、素朴な疑問からするどい意見まで、たいへん盛り上がりました。予定の1時間を大幅にこえてしまいましたが、どの生徒さんも最後まで熱心におつきあいくださいました。

講演についての感想では、「アフリカについて知らないことばかりだったが、興味をもつことができた」、「アフリカやそこで生活している人がすこし身近に感じられるようになり、もっと調べてみようと思った」など、こちらとしてもうれしい意見をたくさんいただきました。また、今回は写真展と講演を組み合わせておこないましたが、「事前に写真をみていたので、話を理解しやすかった」、「話だけでは理解には限界があるが、写真があったのでわかりやすかった」などの感想がありました。アフリックの多数の会員から集めた素材を生かすことで、私ひとりの講演会だけでは伝えきれないアフリカの魅力や多様性をうまく伝えることができたのではないかと思います。

写真展のようす1

写真展のようす2

講演会のようす

 

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日本とアフリカに暮らす人びとが、それぞれの生き方や社会のあり方を見直すきっかけをつくるNPO法人「アフリック・アフリカ」です。